2025年11月17日(月)
朝鮮半島の非核化と平和構築を一体的に
志位議長が発言
日韓・韓日議連合同総会
![]() (写真)日韓・韓日議連総会の安保・外交委員会で発言する志位議長=16日、ソウル(面川誠撮影) |
【ソウル=面川誠】日本共産党の志位和夫議長は16日、日韓議員連盟と韓日議員連盟の合同総会の安保・外交委員会で発言しました。北朝鮮の核・ミサイル開発を中止させるためには、経済制裁の強化とともに対話による平和的解決が唯一の道だと指摘。そのさい、「朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和体制構築を一体的・包括的に進める」ことと、「合意できる措置を一つずつ段階的に実施して目標に近づく」という二つの原則が大切だと強調しました。(発言全文)
これにかかわって、志位氏は韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が9月の国連総会演説で、「交流(Exchange)、関係正常化(Normalization)、非核化(Denuclearization)」を対話によって包括的に進める「END」と名付けた構想を示し、非核化については「中断、縮小、廃棄」の順で段階的に進めることを提唱したことは合理的だと思うと述べました。志位氏は、日本政府が韓国政府と協力して、こうした方向を促進するイニシアチブを発揮することを求めると述べました。
日本と北朝鮮の関係改善については、2002年の日朝平壌宣言に基づいて、核・ミサイル、拉致問題、過去の清算などの諸懸案を包括的に解決し、国交正常化を図る努力が大切だと語り、「日韓両国政府の協力した外交的とりくみで、朝鮮半島と東アジアの平和構築が前進することを心から願う」と述べました。(関連記事)


