志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2025年7月15日(火)

「オール沖縄」でタカラ候補必勝へ

平和・暮らしの願い一つに

志位・野田・福島・デニー氏ら訴え


 自公候補との一騎打ちとなっている参院沖縄選挙区で、「オール沖縄」のタカラさちか候補必勝に向けた政党演説会が14日、那覇市内で行われ、日本共産党の志位和夫議長と立憲民主党の野田佳彦代表、社民党の福島瑞穂党首、玉城デニー知事らがそろい踏みしました。(志位氏訴え)


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(写真)がんばろう、と唱和する(左から)志位、デニー、高良、タカラ、翁長、福島、野田の各氏=14日、那覇市

 志位氏は、「この選挙でまず、問わなければならないのは平和の問題です」と指摘。今なお米軍基地内に日本国憲法が適用されず、航空法を無視したオスプレイの傍若無人な飛行、事件・事故で警察はまともな捜査もできず、米兵による性犯罪の隠蔽(いんぺい)が繰り返されている実態を挙げ、「こんな現状はもう変えましょう。タカラさんの勝利で日米地位協定の抜本改定を実現しましょう」と呼びかけました。

 超軟弱地盤で破綻している辺野古新基地建設の中止、普天間基地の閉鎖・撤去を訴えました。

 対中国軍事作戦を想定した南西諸島のミサイル基地化と、住民ら約12万人を九州や山口県に避難させる計画をめぐり、志位氏は「沖縄の戦場化を想定した戦争の準備ではなく、憲法9条を生かした外交で日本と東アジアの平和をつくることこそ政治の責任です。その仕事をタカラさんにやってもらいましょう」と力を込めました。

 志位氏は、沖縄県民が本土と比べても苦しい生活を強いられている根本にあるのは、(1)80年にわたる米軍基地の重圧が、沖縄経済発展の最大の阻害要因になっている(2)自公政権が、基地とリンクさせて沖縄振興予算を連続削減してきた―ことだと告発。「こんな政治はもう変えましょう。消費税減税、インボイス撤廃、沖縄振興予算増額の願いをタカラさんへ」と呼びかけました。

 「政治を変える希望はどこにあるのか」。こう問いかけた志位氏は、「市民と野党が、立場の違いを超えて連携、協力、共闘することにこそ希望がある」と強調。衆院に続き、「参院でも自公を少数に追い込む」ことを確認し、全国32の1人区のうち、沖縄をはじめ17の選挙区で野党の一本化が実現し、自民党を追い詰めていると指摘し、「17の選挙区のすべてで自民党を落とし、野党候補の勝利のために頑張りぬきます」と決意を表明しました。

 志位氏は、「衆参両院で自公を少数に追い込むことができれば、日本の政治を変える大きな展望が開けてきます。沖縄県民の平和と暮らしの願いを一つに集め、タカラさんの勝利を必ず勝ち取りましょう」と呼びかけ、日本共産党も全力をあげると決意を表明しました。

 タカラ候補は、排外主義や沖縄戦の歴史をゆがめる主張が広がっている現状や、本土復帰後53年も続く基地被害にふれ、「『生きる』を生活の真ん中に」のスローガンを強調。消費税減税やガソリン税暫定税率廃止を実現し、ヘイトスピーチや差別を許さず、多様性を認める平等な社会をつくり、平和に生きていくため、先頭に立って基地の重圧をはねのけていくと力強く決意を訴えました。

 立民・野田代表は、沖縄戦の歴史歪曲(わいきょく)、「コメを買ったことがない」「運のいいことに能登で地震が起こった」などの自民党議員の相次ぐ問題発言を挙げ、「許せない。こんな自民党の候補に負けてはいけない。オール沖縄の力を結集して、タカラさんを勝たせよう」と訴えました。

 社民・福島党首は「戦争と排外主義が手を携えてやってきている。命をどまんなかにした政治をタカラさんと一緒に実現しよう」と訴えました。

 デニー知事は「保守・革新の区別なく、心一つに団結するのがオール沖縄だ。タカラさんの勝利で、ウチナーンチュ(沖縄県民)の思いは決してぶれることがないと伝えよう」と力を込めました。

 社大党の高良鉄美委員長と政策集団「新しい風にぬふぁぶし」の翁長雄治幹事長、沖縄うないの比嘉京子代表も訴えました。