志位和夫 日本共産党

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2022年6月28日(火)

憲法改定大争点に

“9条守り生かそう”の願い日本共産党へ

札幌 志位委員長が訴え


 日本共産党の志位和夫委員長は27日、札幌市で演説し、参院選が中盤戦に入り、岸田文雄・自公政権、日本維新の会などが「敵基地攻撃」「軍事費2倍」「憲法9条を変えろ」の大合唱を行い、「憲法9条が大争点に浮上してきた」と強調。「憲法9条を守り生かそう――この平和の願いを、党をつくって100年、反戦平和を貫いてきた日本共産党に託してください」と訴えました。(関連記事)


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(写真)訴える志位和夫委員長(右から2人目)、いわぶち友比例候補(その左)、はたやま和也北海道選挙区候補(右端)=27日、札幌市中央区

 志位氏は、岸田首相や、自民党の茂木敏充幹事長が、「憲法9条に自衛隊を明記する憲法改定を参議院選挙が終わったら、早期に実現する」と発言し、維新の会は、「スケジュールを早く示せ」と、改憲の尻をたたいていると告発しました。

 志位氏は、「憲法を変えようという勢力は、『現にある自衛隊を書くだけだ』と言いますが、書くだけではすまないんです」と述べ、法律の世界では、後から書いた法律が、前の法律より優先するのが原則だと指摘。「憲法9条2項『陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない』の後に、『自衛隊を保持する』と書いた途端に、9条2項が死文になってしまいます」と批判し、「9条を9条たらしめる9条の命は2項にこそあります。これが死文化されればたいへんなことになります」と強調しました。

 安保法制=戦争法の論戦でも、政府は、安保法制のもとでも、「武力行使を目的にした海外派兵はできない」、「全面的な(フルスペックの)集団的自衛権の行使はできない」と答弁したが、「自衛隊が9条に書き込まれた途端に、これらが全部できるようになって、海外での武力行使が全面的に自由化されてしまうことになります」と告発しました。

 その上で、「戦後、自衛隊は、ただの1人も外国人を殺していないし、ただの1人も戦死者をだしていません。憲法9条は、自衛隊員の命も守ってきたということを訴えたい。危機に乗じて9条を改定し、日本を『軍事対軍事』の危険な道に引き込み、暮らしを押しつぶす――こんな道は、日本共産党への1票で止めようではありませんか」と呼びかけました。