2019年4月1日(月)
共産党躍進で「維新政治」と「安倍政治」にサヨナラを
大阪2カ所 志位委員長が訴え
41道府県議選、17政令市議選など統一地方選前半戦(7日投票)の最後の日曜日となった31日、日本共産党は候補者を先頭に全国各地で街頭から党への支持を熱く訴えました。
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大阪府知事・市長の「入れ替わりダブル選挙」という異常事態のもと、志位和夫委員長は、大激戦の大阪府東大阪市、大阪市此花区で街頭から訴え。自主支援している小西ただかず府知事候補、柳本あきら市長候補の勝利に全力をあげると表明し、「大阪都構想」にも「維新政治」にもサヨナラの審判を下そうと訴えるとともに、共産党の躍進で「維新政治」を転換し、「住民が主人公」の大阪を取り戻そう、「安倍政治」サヨナラの審判を下そうと訴えました。膨れ上がった聴衆の鈴や鳴り物の音と熱気のこもった拍手が響き、「がんばれ」の声がかかりました。(志位委員長の訴え要旨)
東大阪市で、うち海公仁府議候補=新、定数5=、此花区で、せと一正市議候補=現、定数2=がそれぞれ、激戦を勝ち抜き、「維新政治」を転換し終止符を打つ決意を表明しました。
志位氏は、松井一郎府知事、吉村洋文市長が任期途中で職を投げ出しての「入れ替わりダブル選挙」について、首長が任期中に辞任し選挙をして当選しても、首長をつとめられるのはもともとの任期の残りだけという法の精神を踏みつけにした脱法行為と批判。住民投票で否決された「『大阪都構想』をごり押しするために、脱法行為でさらに4年も居座るというやり方自体が、選挙の私物化であり、住民不在の党利党略です」と強く批判しました。
「都構想の看板に偽りあり」と語った志位氏は、大阪府が「都」になるわけではないとして、「大阪市を廃止し、四つにバラバラにする。市の財源と権限を府に吸い上げ、『一人の指揮官』がやりたい放題できる仕組みをつくることが正体です」とズバリ指摘しました。
「二重行政のムダを省く」としてやったことは住吉市民病院つぶしだとして、「『ムダ』というなら『都構想』のほうがよほどムダです。特別区庁舎建設など初期費用に800億円、さらに毎年80億円もランニングコストがかかる。そんなお金があるなら福祉と暮らしに使うべきです」とキッパリ。「『都構想』は、地方自治の土台を破壊する点で、個々の政策問題とは異なる『異質の悪政』です」と述べ、「『大阪都構想』ストップ、『維新政治』を終わらせるという一点で、小西府知事候補、柳本市長候補の勝利に全力をつくす」と表明しました。
同時に志位氏は、「維新政治」の中身を変えるには共産党の躍進が最大の力になると述べ、▽カジノストップ、カジノより暮らしの希望を▽高すぎる国民健康保険は値上げではなく値下げを▽「異常な競争と管理の教育」をただし、一人ひとりの子どもを大切にする教育を―の三つの転換を呼びかけました。
志位氏は「『維新政治』サヨナラとともに、もう一つ、サヨナラしなければならないものがあります。『安倍政治』です」と強調。消費税増税問題、憲法9条改定問題での安倍政権の姿勢を批判し、日本共産党の提案を縦横に語り、「共産党の躍進で『安倍政治』にサヨナラの審判を下しましょう。大阪から日本の政治を変えましょう」と訴えると、聴衆から大きな拍手と声援がわきおこりました。