志位和夫 日本共産党

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2026年3月4日(水)

イラン攻撃から『資本論』まで

志位議長、鳩山元首相と対談
UIチャンネル


写真

(写真)対談する鳩山由紀夫氏(左)と志位和夫議長

 日本共産党の志位和夫議長は2日、インターネット番組「UIチャンネル」で、鳩山由紀夫元首相と対談し、鳩山氏の質問に答える形で、イラン攻撃の問題から、マルクスの「資本論」まで、幅広いテーマで語り合いました。そのなかで志位氏は、米国とイスラエルによるイラン攻撃を「誰がどうみても国連憲章と国際法に反する先制攻撃であり、とんでもない暴挙です」と厳しく批判し、「法の支配を無視した暴挙は許されないという声を国際社会は今強くあげなくてはいけません」と主張しました。

 志位氏は「米国はオマーンの仲介でイランと核問題での交渉中であったにもかかわらず、交渉を中断・破壊する形で、一方的な武力の行使を行った。そして最高指導者を殺害した。米軍が他国の最高指導者を直接殺害するという、ここまでの暴挙は、戦後のアメリカの歴史の中でも過去にないことじゃないでしょうか」と指摘。鳩山氏は「そうですね。ないと思います」と応じました。

 志位氏は、トランプ米大統領が、イランの核開発は安全保障上の最大の脅威だから除去すると主張しているが、昨年6月に、米国がイランを先制攻撃した際にトランプ氏は「イランの主要な核濃縮施設は、完全かつ徹底的に抹消された」と言っていたと指摘。「つじつまがまったくあいません。彼(トランプ氏)の言っていることはうそだらけです」と批判しました。

 志位氏は、べトナム侵略戦争のさいの「トンキン湾事件」やイラク侵略のさいの「大量破壊兵器保有」問題など、「アメリカはつねにうそから侵略戦争を始めています」と指摘。「核兵器の問題が仮にあったとして、それを理由にして攻撃することは許されるものではない。しかも、『体制転換』のために攻撃することになったら、国連憲章と国際法を何重にも無視したやり方だと言うほかありません」と批判しました。

 鳩山氏が「今後のイラン情勢がどう展開するか」と尋ねたのに対して、志位氏は「その国の運命を決めるのは、その国の国民です。外部から体制転換を力ずくで押しつけたらどうなるか。まともな方向に行くことは絶対ないことは、これまでの歴史が証明しています」と主張しました。

志位「異常な米国いいなりやめる改革を」
鳩山「大賛成です」

 志位氏はイランを一方的に非難している日本政府の対応について、高市早苗首相の答弁(2日、衆院予算委)をあげ、「アメリカが無法な先制攻撃したわけですから、まずはアメリカにやめなさいと言うべきです。それを言わずに、イランだけを一方的に非難するというのは、許しがたい。全く本末転倒の議論です」と述べました。

 鳩山氏は「逆ですよね」と応じ、「アメリカに対して、日本は何にも言えないんですかね」と問いかけました。志位氏は「言えないですね」と応答し、2015年に安保法制が強行されたとき国会で、志位氏が「戦後アメリカが行った武力の行使で、日本政府として国際法上違法な武力行使として反対したものが一例でもあるか」と質問したのに対して、当時の安倍晋三首相は「ありません」と答弁していることをあげました。志位氏は「たとえば1983年の米軍によるグレナダ侵略のさいにはイギリスも批判したのに、日本だけが批判をしなかった。アメリカのありとあらゆる侵略戦争に対して、一度もノーと言ったことはない。こんな国は主要7カ国(G7)のなかでも日本だけです」と強調しました。

 鳩山氏がイラン攻撃に対して、G7の批判が弱いのではと述べたのに対して、志位氏は「たしかに今回の問題に対しては、G7の政府の対応は弱いと思います。でも世界で見れば、国連事務総長が、『(米国とイスラエルの)軍事作戦は、外交交渉の最中に行われ、その努力を「浪費」してしまった』と批判し、ブラジル、南アフリカ、中国などは、米・イスラエルの行動を明確に非難しています。世界の流れの全体がこの暴挙を許しているということには決してなりません。ただ、もっと強めないといけませんね」と述べました。鳩山氏は「もっと強めなくてはいけません。日本こそ強く言わなくてはいけませんね」と応じました。

 鳩山氏が、ホルムズ海峡封鎖の動きについて質問したのに対して、志位氏は「かつて安保法制が問題になった時の国会で、ホルムズ海峡が封鎖された場合は『存立危機事態』になりうるという政府答弁があります。ホルムズ海峡が機雷で封鎖され、その機雷を除去するという理由で米側の言われるままに自衛隊を派兵するという問題が出てくる危険があります。これは本当に絶対ダメだと強く言っておきたい」と強調。「機雷を除去する活動自体が武力の行使になります。それを日本の自衛隊が米軍と一緒になってやり始めたら、これは日本も戦争に加担することになってきて、当事者になってしまう可能性がある。絶対やるべきではない。無法な攻撃を中止し、外交的解決の道に戻れということを強く言うべきです」と述べました。

 鳩山氏が日本共産党の社会変革論について質問したのに対して、志位氏は、日本の社会がまず解決すべき大問題の一つとして、「異常なアメリカいいなりをやめて、本当の独立国といえる日本をつくる。これが直面する一つの大変革です」と述べると、鳩山氏は「大賛成です」と応じました。

 番組では、「抑止力論」の問題点、日中両国関係をどう打開していくか、東アジアの平和共同体への道筋、志位氏の『Q&A共産主義と自由』(青本)、『Q&Aいま「資本論」がおもしろい』(赤本)などについても、鳩山氏がつぎつぎと問いを投げかけ、突っ込んだ対談が行われました。対話を積み重ねて、東アジア全体を包摂する平和共同体をつくっていく外交努力を強めるという方向で、両氏は意気投合しました。

動画はこちらのQRコードからアクセスできますhttps://www.youtube.com/live/Sw9qJ86k60Y?si=t3_YPpsx2SECrbmT

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