2025年11月21日(金)
建設労働者の労働条件改善に全力
志位議長があいさつ
日本共産党の志位和夫議長は20日、国会内で開かれた神奈川県建設労働組合連合会(神建連)の「建設国保」国会議員要請行動・院内集会であいさつしました。
志位氏は「建設労働者が果たしている社会的役割は本当に重要なものがある一方で、賃金が全産業平均より10%低く、労働時間は17%長い」と指摘。「みなさんと一緒に労働条件の改善を勝ち取るために全力をあげたい」と決意を述べました。
建設国保の問題で志位氏は、「来年度予算で61億円増の概算要求となったことはたたかいの成果だ」と強調。これから本予算策定となるとして、「最後まで確保した前進面を着実なものにするためにがんばりたい」と語りました。
志位氏は、戦前・戦後を通じ、建設労働者のたたかいによって1953年に最初の保険が創設され、今日の建設国保になった経過にふれ、「たたかいによって勝ち取った制度は絶対に手放さない」というのがみなさんの決意だと思うとして、一緒に守り発展させることを約束したいと表明しました。
志位氏は、昨年5月に成立した「第3次担い手3法」に言及。「これもみなさんの100万人署名が実り新しい法律になった」が、労働条件の改善が「努力義務」にとどまっており、労務費がピンハネされ現場に行き渡らない状況が続いていると指摘。これを改善するために▽罰則付きの規制強化▽建設Gメン抜本増員など監督体制構築▽公契約条例を全国に広げ公契約法をつくる―ことを提起し、「担い手3法を実効あるものにするために政治の責任を果たしていきたい」と訴えました。

