志位和夫 日本共産党

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2025年11月15日(土)

高市首相の「台湾発言」

志位議長、重ねて撤回求める
Xに連続投稿


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 高市早苗首相が7日の衆院予算委員会で台湾問題の質疑のなかで中国を念頭に「戦艦を使って、武力行使も伴うものであれば、これは存立危機事態になりうる」とのべ、日本が集団的自衛権を行使する一例としたことが国際問題に発展しています。この「台湾発言」について、日本共産党の志位和夫議長はX(旧ツイッター)で次のような投稿を連続して行い、発言の撤回を重ねて求めました。

 ▽「日本共産党は、台湾問題の平和的解決を強く求める。わが党は、中国の台湾に対する武力行使や武力による威嚇に反対する。同時に、日本と米国が軍事的に関与・介入することにも反対する」(日本共産党の「東アジア平和提言」)。

 この立場での外交解決の努力こそ必要だ。「台湾有事は存立危機事態」などと「危機」を過大に煽(あお)り立て、大軍拡に利用する動きは厳しく退けられるべきだ。首相発言の撤回を求める。

 ▽首相の「台湾発言」は、深刻な国際問題に発展している。日中関係を前向きに打開するために必要なのは、「互いに脅威とならない」(08年日中首脳合意)など、両国で確認された合意にもとづいて、冷静な対話に知恵を絞ることであり、緊張を激化させる挑発的言辞ではない。発言の撤回を重ねて求める。

 ▽安倍元首相でさえ、「台湾有事は日本有事」などと言ったのは首相を辞めた後で、首相在任中はそうした発言を控えていた。それがどれだけ深刻な事態を招くかを理解していたからだ。高市首相にはそうした初歩的な外交的常識が欠如している。いまからでもこの外交的失態は是正されるべきだ。