志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2025年10月27日(月)

高市政権の危険ともろさ――いま日本共産党の頑張りどき

大阪 志位議長が訴え


写真

(写真)質問に答えて参加者と交流する志位和夫議長=25日、大阪市中央区

 日本共産党の志位和夫議長は25日、大阪市で開かれた「教職員のつどい」での発言で、「高市政権にどう対峙(たいじ)していったらいいのか」という質問にこたえて、この政権が「かつてない危険性をもった政権であるとともに、もろさと弱さをもった政権」だと指摘し、日本共産党の役割がいよいよ大きくなっていると訴えました。

自民党政治をいっそうの危険に導くファシズムのにおい

 志位氏は高市政権について、「私は32年間、国会で、さまざまな政権と対峙してきましたが、戦後最悪の反動政権です」とズバリ。日本維新の会との「連立合意書」には、暮らしと憲法を破壊し、議員定数削減など民主主義を壊し、「自民党政治をいっそう危険な方向に導くファシズムのにおいのする内容がずらりとならんでいる」と厳しく批判し、この政権と正面から対決する決意を表明しました。

「二つの安全装置」を自らの手で壊す

 志位氏は「この政権はこれまでにないもろさと弱さをもった政権です」と強調。これまで自民党が国民の支持を失いながら、かろうじて政権を延命・維持してきたのは、「二つの安全装置」のおかげだったが、いま自分の手でそれを壊していると指摘しました。

 一つは、公明党との連立破綻です。公明党は自民党の悪政推進の支えとなってきましたが、それでも「平和」「福祉」を看板に掲げる同党の存在は自民党との一定の緊張関係もつくりだし、それが結果として自民党政治にある種の「安定」をあたえてきましたが、連立破綻によってそれが喪失しました。さらに、これまで国政選挙で各選挙区で自民候補を支えた公明票を丸ごと失うという深刻な事態を招いています。

 もう一つは、維新、国民民主党という「補完勢力」を「使い果たす」プロセスが進んでいることです。志位氏は「『補完勢力』は、みせかけだけでも『反自民』を訴えていたからこそ『補完勢力』の役割を果たしてきました。公然と、あるいは事実上、政権にとりこんでしまったら、そうした政権批判のニセの『受け皿』を自ら壊すことになります。これは自民党の権力基盤をいよいよ弱くするでしょう」と述べました。

国民共同の力で、戦後最悪の反動政権を短命に終わらせよう

 そして、志位氏は次のように訴えました。

 「高市政権には、もはや『ブレーキ』は存在せず、『アクセル』が2本ついているだけ。そしてハンドルは右にしか回らない、文字通りの“暴走車”です。あらゆる分野で国民との矛盾の広がりはさけられず、この政権を短命に終わらせ、最後の自民党政権にしていく可能性は大いにあります。そのために、国民要求実現の運動をあらゆる分野でおこすとともに、戦後最悪の反動政権とたたかう国民的・民主的共同を大きく広げましょう。そしてどうか日本共産党を強く大きくしてください」