志位和夫 日本共産党

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インタビュー・対談

2025年10月25日(土)

志位議長が斎藤幸平氏と対談

『Q&A 資本論』ベースに語り合う

ネット番組で さっそく大反響


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(写真)対談する志位和夫議長(右)と斎藤幸平東京大学准教授(YouTubeから)

 日本共産党の志位和夫議長と、マルクス研究者の斎藤幸平東京大学准教授との対談が行われ、インターネットメディアReHacQの動画で23日夜10時から配信が始まりました(配信は対談の前半、後半の配信は来週の予定)。

 対談は、志位議長の著書『Q&A いま「資本論」がおもしろい』(赤本)、『Q&A 共産主義と自由』(青本)をベースにして、斎藤氏が質問し、志位議長が答える形で行われました。前半では対談にいたるいきさつから、「共産主義とはそもそも何か」、「AI デジタル社会と『資本論』」、「自由な時間」、「左翼をどう伸ばすか」などについて両者が縦横に語り合いました。公開直後から大きな反響を呼び、動画へのアクセス数は7万回(24日午後7時現在)を超えています。

ベルリンでの出会い

 志位氏は2024年8~9月の欧州訪問の際、ドイツを拠点に活動していた斎藤氏とベルリンで初めて対面しました。

 斎藤氏は、「ハンブルクでネット見てたら、志位さんが来るっていうのを見つけて飛んでいったんです」と述べると、志位氏は「いろんな話をしましたね。ウクライナの問題とともに、ガザでのジェノサイドを止める。あのときに(斎藤氏から)対談しませんかと言われて、いいですよと」と約束をしたことが語られました。

共産主義とは何か?

 斎藤氏は、資本主義には問題があるが、「一気に共産主義までいっちゃうの?と思う方が結構多いと思います」と指摘。そのうえで、「共産主義はそもそもなんなんだ?」と質問しました。

 志位氏は、『共産党宣言』の一節の「各人の自由な発展が万人の自由な発展の条件であるような一つの結合社会」という言葉をパネルで示し、「これがまさに自分たちがめざす社会主義・共産主義です」と答え、「『人間の自由』が(共産主義の)最大のキーワードです」「それを実現する最大の保障は万人が『自由な時間』をもつことです」と述べました。

AIと『資本論』との関係は?

 また、斎藤氏は、AI、デジタル技術の発展と『資本論』との関係について問題提起。志位氏は『資本論』では、資本主義のもとでの生産力の発展が、雇用を奪ったり、環境を破壊するなどマイナス面と、新しい社会を準備する要素をつくるというプラス面との両面から明らかにしており、それは現代にも生きると思うと述べました。

対談への反響広がる

 公開直後から動画への好意的コメントが、多数寄せられています。

 考え方の違いを超えた関心を示すコメントとして「共産主義には共感できないけど、話はおもしろい」「共産主義も共産党も全く支持していないけど、志位さんがこうやって出てくるってすごいです」「ゴリゴリの共産主義嫌いの私が、シンプルな興味と学びへの好奇心でクリック」などです。

 志位氏と斎藤氏の二人の対談への好意的なコメントも。「斎藤幸平さんと志位和夫さんとの対談、興味深く拝見しました。後半も楽しみです」「対談を聞きながら泣けてきた。でもあたたかい気持ちと勇気がわきました」「めちゃくちゃ良い事言ってるじゃん。いままさに必要な事のヒントを見た気がする」などです。

志位、斎藤両氏がXに投稿

 配信を受けて、斎藤氏は、自身のXに「みんなこれをみて共産主義者になろう!」と投稿。志位氏は、自身のXに「楽しい対談でした。後半は緊張感をはらんでさらに盛り上がります!」と投稿しました。

QRコード

QRコードで動画が視聴できます。https://youtu.be/DEMH8VS6sns