志位和夫 日本共産党

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主な活動

2025年9月21日(日)

英コービン氏らの市民運動組織が大会

志位議長がメッセージ


 英国の前労働党党首ジェレミー・コービン氏らが設立した市民運動組織「ピース・アンド・ジャスティス・プロジェクト(PJP)」の年次大会が20日、ロンドンで始まりました。21日までの2日間。戦争と平和構築、経済の公正、気候正義、労働者の権利など、現代の課題を幅広く論じる場として国内外から多彩な活動家や研究者が参加しています。これにあわせて、日本共産党の志位和夫議長が、大会への連帯メッセージを送りました。全文は以下のとおりです。

 ピース・アンド・ジャスティス・プロジェクト2025年大会に、心からの連帯のあいさつを送ります。

 大会が掲げる平和、人権、社会的・経済的正義の理念は、世界各地で分断と暴力が広がる中、きわめて重要な意義を持つものです。ロンドンで多様な声が結集し、平和と連帯の未来を共に構想する場が設けられることは、大きな希望です。

 私は、昨年8月にベルリンで、今年8月には東京と広島で、ジェレミー・コービン氏とお会いし、意見交換を行う機会がありました。日本と欧州の平和・進歩勢力が、いま直面している共通の課題での連帯を強めることがいかに大切かを深く感じた素晴らしい会談となりました。被爆地での経験を共有し、核廃絶の重要性など平和と人間の尊厳を守るために何をなすべきかを語り合えたことは、日本の運動にとっての深い励ましとなりました。

 今、ガザではジェノサイド(集団殺害)が進行し、パレスチナの人々の生存と尊厳が根底から脅かされています。この暴力を阻止し、パレスチナとの連帯を強めることは、私たちすべてに課せられた歴史的な責務です。そして、国際法に基づく平和秩序をさらに強めることこそが、この時代の共通の課題であると考えます。

 同時に、世界各地で台頭する極右的な排外主義や人種差別は、社会を分断し、平和と民主主義の基盤を掘り崩しています。これに抗し、多様性を尊重し合う社会を守る闘いもまた、私たちが共有している重要な課題です。

 私たちは、平和と正義を希求するすべての人々と共に歩み続け、ガザを含む世界の抑圧に立ち向かい、国際法に基づく平和秩序を再建し、極右排外主義に抗する連帯の輪を広げていくことを誓います。大会の成功と、そこから生まれる新しい希望に、力強いエールを送ります。

 2025年9月18日
 志位和夫
日本共産党中央委員会議長
衆議院議員