2025年9月9日(火)
志位議長、ICAPP共同議長と会談
![]() (写真)ムシャヒド・フセイン・サイードICAPP共同議長(左)と握手する志位和夫議長=8日、党本部 |
日本共産党の志位和夫議長は8日、来日中のアジア政党国際会議(ICAPP)のムシャヒド・フセイン・サイード共同議長(パキスタン上院国防委員長)と党本部で会談しました。
志位氏は訪問を歓迎。両氏は2004年以来の交流があり、再会を喜び合うとともに、ICAPPの発展に協力していくことを確認しました。志位氏がICAPPイスタンブール総会(22年)とプノンペン総会(24年)の両宣言が、ブロック政治に反対し、対話と包摂で平和を創出することを強く打ち出した重要性を指摘すると、サイード氏は「まさに、それこそが平和への道であり、ICAPPの精神です」と応じました。
両氏は、米国、欧州、アジアの情勢についても幅広く意見交換しました。その中で志位氏は、日本共産党がASEANと協力して東アジアの平和構築をすすめる「提言」を発表し、その実践のために内外で活動を進めるとともに、欧州の左翼政党と大軍拡、排外主義反対などの課題で連携を強めていることを紹介しました。
サイード氏は、日本共産党について、「どんな大国でも言いなりにならない真の自主独立の党です。いつもICAPP総会で核心となる問題で良いアイデアを提起してくれることに感謝しています」と語りました。
志位氏は、『Q&A いま「資本論」がおもしろい』(赤本)、『Q&A 共産主義と自由』(青本)などを贈呈し、党として科学的社会主義の理論的探究の努力と、その学習と国民に広げる運動を行っていると説明しました。サイード氏は、青本の英訳に目を通しながら、「若い人に新しいアイデアをアピールすることは大事なことです」と話しました。
サイード氏は党本部内を見学し、田村智子委員長と懇談。「しんぶん赤旗」編集局も訪問し、小木曽陽司局長にあいさつしました。サイード氏の妻のドゥシュカ・サイード歴史学博士、緒方靖夫党副委員長、笠井亮国際委員会副責任者らが同席しました。