志位和夫 日本共産党

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主な活動

2025年8月6日(水)

志位議長 ベルギーのボテンガ議員と会談

協力と連帯の課題話し合う


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(写真)再会に際して握手する志位議長(左)とボテンガ議員=4日、広島市内

 日本共産党の志位和夫議長は4日、広島市内で、原水爆禁止世界大会に参加しているベルギー労働党のマルク・ボテンガ欧州議会議員と会談しました。両氏の会談は、昨年9月のブリュッセルに続き、2度目になります。大軍拡や極右の台頭など両国の情勢のもとで、闘いの課題、理論、党内教育、青年組織の強化などの点で互いに経験を学び合う機会となり、さまざまな分野での両党間の協力と連帯の課題について話し合いました。

 このなかで、志位氏は、極右勢力は、新自由主義の経済政策の失敗への有権者の正当な怒りを外国人や移民など外部要因にそらすものだと指摘し、根源をつく対案を提示することが大事だと指摘しました。ボテンガ氏は、その通りだと応じ、自分たちは極右に期待をしている有権者の怒りを否定するのではなく、そこに新しい希望ある方向性を与えるよう取り組んでいると述べました。

 ボテンガ氏は、極右との対抗との関連でも、生活苦や物価高などの問題の根源は何かを考える上で、マルクスの理論を学ぶことは今日的意義があると主張。現在、夏季学校の実施などを通じて、労働者階級としての自覚とプライドを持つ学習活動をしているとして、日本の共産主義者たちがどう考えているのかを直接知ることはベルギーの党にとっても刺激になると述べました。志位氏は、同様の問題意識で、新著『Q&Aいま「資本論」がおもしろい』にまとめた「学生オンラインゼミ」に取り組んだとして、搾取の仕組み、その拡大がもたらすものを分かりやすく説明した点などポイントを紹介。この機会に日本共産党とベルギー労働党との間で理論面でも交流していきたいと提起しました。

 両氏は、それぞれの国で若者たちがSNSを駆使して多彩な活動に取り組んでいることについても、経験を交流しました。両党の青年関連部門や、両国の青年組織の間で交流を深めていくことの重要性についても意見交換しました。

 日本共産党から緒方靖夫副委員長、笠井亮国際委員会副責任者が同席しました。