志位和夫 日本共産党

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主な活動

2025年8月4日(月)

志位議長、コービン氏と会談

友好と連帯の関係を確認


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(写真)再会に際して握手する志位議長とコービン氏=2日、都内

 日本共産党の志位和夫議長は2日、原水爆禁止世界大会に参加するため来日中の英国のジェレミー・コービン下院議員(前労働党党首)と都内で会談しました。昨年8月にベルリンで会談して以来、2度目となります。

 両氏は、日本共産党とコービン氏が準備中の左派新党との間で、友好と連帯の関係を確立していくことで一致しました。また(1)核兵器禁止条約推進をはじめ核兵器廃絶(2)パレスチナ・ガザへのジェノサイド阻止、ウクライナでの公正な和平など国連憲章に基づく平和構築(3)ユーラシア大陸の東と西での大軍拡に反対し、外交による平和を創出する(4)排外主義への対抗―の4点で連携を強めることを確認しました。

 志位氏は、英反核団体・核軍縮運動(CND)の副会長でもあるコービン氏が広島・長崎の世界大会に参加する意義を強調。コービン氏も日本の平和運動から学びたいと応じました。また、コービン氏は左派新党立ち上げの目的について、富と権力の独占に対抗する草の根政党の必要性を語り、短期間で65万筆を超える賛同署名が集まったことを紹介。志位氏は熱い期待と連帯を表明しました。

 志位氏はこの機会に両党の公式関係確立を提案し、核廃絶やジェノサイド阻止など、4点の課題での協力と連帯を呼びかけました。コービン氏は、とてもよい、いずれも大事な点だと応じ、特にこの訪日の機会にパレスチナ連帯の絆を深めたいと述べました。志位氏は、日本政府が一刻も早くパレスチナ国家を承認することは当然だが、ジェノサイド阻止のためには、イスラエルへの制裁など実効ある国際的措置が必要と強調しました。コービン氏は、そのとおりだと応じました。

 会談のなかでコービン氏は、世界は転換点にあること、アメリカの覇権が挑戦を受けていること、新興国・途上国の存在感が高まっていることを強調しました。志位氏は、トランプ政権のもとアメリカ帝国の落日が始まっているとし、世界は大局的に見ると、多くの新興国・途上国を中心とした非核・中立・非同盟の流れが力を増しており、世界の本流はそこにあると応じました。

 会談は、2時間におよび、両国で問題となっている極右・排外主義との闘い、マルクスの理論の現代的意義、日英の詩や芸術に至るまで多岐にわたりました。

 会談には、日本共産党の緒方靖夫副委員長、笠井亮国際委員会副責任者が同席しました。