志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2025年7月29日(火)

志位議長、ベトナム政治局員と会談

法の支配に基づく平和秩序を


写真

(写真)握手を交わすベトナム祖国戦線のド・バン・チエン議長(正面左)と志位和夫議長(その右)=28日、党本部

 日本共産党の志位和夫議長は28日、来日中のベトナム共産党のド・バン・チエン政治局員(祖国戦線議長)と会談しました。

 志位議長は、日本共産党とベトナム共産党がこの間、核兵器のない世界や東アジアでの平和構築など世界と地域の平和の問題で協力を進めるとともに、理論交流などの交流を強化してきたことを振り返り、引き続き両党関係を発展させたいと述べました。参院議員選挙の結果と反転攻勢への決意を表明しました。

 チエン氏は、この間の協力を重視していると述べ、両党の伝統的な友好関係を引き続きすすめ、核兵器廃絶、地域と世界の平和と繁栄、両国と両国民の関係の発展に貢献していきたいと応じました。国内でのドイモイ(刷新)の取り組みも紹介しました。

 志位氏は、中東で国際法違反の武力行使が繰り返されたにもかかわらず、主要国首脳会議(G7)から国際法にもとづく秩序擁護の声が上がらなかったと指摘。一方で東南アジア諸国連合(ASEAN)が主導する東アジアサミット(EAS)が7月の外相会議で、中東問題で国際法を基礎に解決を求める議長声明を出したことに注目していると強調しました。

 ASEANインド太平洋構想(AOIP)など、ASEANによる包摂的な対話と協力の取り組みを協力してすすめたいと述べるとともに、最近のタイとカンボジアの紛争に懸念を表明し、話し合いによる速やかな平和的解決の重要性を強調。チエン氏は、両国が自制し早急に平和解決することを望むと述べました。

 志位氏は、ベトナム人を含む在日外国人の権利の擁護、排外主義とのたたかいに取り組むと述べました。

 会談には田中悠副委員長・書記局長代行、坂井希青年・学生委員会責任者、田川実国際委員会事務局長が同席。ベトナム側からはファム・バン・ラップ、ハイフォン市祖国戦線委員会委員長、チャン・ニャット・タン、ハティン省祖国戦線委員会委員長、グエン・バン・タン祖国戦線民族・宗教局長、ファム・クアン・ヒエウ駐日大使らが出席しました。