2025年7月16日(水)
平和・諸国民友好の願い 日本共産党に
党創立103周年 志位議長が訴え
大激戦のもと参院選終盤に突入するなか党創立103年の記念日を迎えた15日、日本共産党は志位和夫議長が愛知、田村智子委員長が兵庫、小池晃書記局長が神奈川の各地で街頭演説に立つなど幹部・候補者を先頭に、比例での党押し上げを土台に躍進を必ずつかもうと全力で奮闘しました。各種情勢調査で自公の過半数割れの可能性が指摘されるもと、新たな政治実現の展望を開くカギは自民党に正面対決を貫き、対案を示し、市民と野党の共闘の発展に力を尽くす日本共産党の躍進にあることがますます鮮明に。排外主義の台頭に対しても断固反対し人間的連帯を貫く党の姿に共感が広がっています。支部・後援会は各地で、対話・支持拡大の担い手を広げる活動に奮闘しました。
![]() (写真)志位和夫議長と井上さとし比例候補、すやま初美選挙区候補の訴えを聞く人たち=15日、愛知県刈谷市 |
志位和夫議長は愛知県内での演説で、党創立103周年の記念日にあたって党の歴史を振り返り、「平和への願い、諸国民友好の願いは日本共産党にお寄せください」と訴えました。街頭から「おめでとう」の声と盛大な拍手が湧き起こりました。
志位氏は、日本共産党は戦前・戦後を通じて、どんな苦しい時代にあっても侵略戦争に反対し、反戦・平和を貫いた唯一の政党だと強調。そのために作家の小林多喜二、経済学者の野呂栄太郎ら誇るべき先輩を弾圧で失ったが、党の主張は、日本国憲法に実ったと述べました。
さらに、「いま一つ、私たちが反戦・平和と一体に訴え続けてきたこととは、朝鮮と台湾の植民地支配からの解放でした。日本軍国主義による植民地支配からの解放を求める多くの人々と固く連帯し、たたかった唯一の党が日本共産党だったということも知っていただきたいのです」と力を込めて訴えました。
1922年の党創立直後、23年の「綱領草案」では“朝鮮と台湾、中国から日本軍は完全撤退せよ”と植民地解放の旗をはっきりと掲げていることを紹介。「私が最初に韓国を訪問した際に(2006年)、この歴史を話したところ、韓国のみなさんは『そういう党が日本にあったのか』と大きな共感と信頼を寄せてくれました」と語りました。
そして、「わが党のこの主張は、第2次世界大戦後、それまで地球を覆っていた植民地体制が崩壊し、100を超える独立国家が誕生したという世界史そのもので、その正しさが証明されました」と語りました。
「日本共産党は反戦・平和と一体に、諸国民との真の友好のために103年間頑張ってきた政党です。そういう党として外国人を敵視し、排斥する排外主義の台頭は決して許すわけにはいきません。平和と諸国民友好の願いは、103年間、その信念を一筋に貫いてきた日本共産党にお寄せください」と呼び掛けると、大きな拍手が湧き起こりました。