志位和夫 日本共産党

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2025年7月16日(水)

共産党伸びるかどうかに日本の未来かかっている

愛知 志位議長が訴え


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(写真)支持を訴える(左から)鈴木こういち比例候補、志位和夫議長、すやま初美選挙区候補、井上さとし比例候補=15日、名古屋市中村区

 日本共産党の志位和夫議長は15日、愛知県内2カ所で、井上さとし比例代表候補、すやま初美選挙区候補とともに演説し、「日本共産党は『参院でも自公を少数に』と訴えてたたかってきましたが、それが現実になる可能性が生まれてきました。問題は、日本共産党が伸びるかどうかです。ここに日本の政治の未来はかかっています」と熱烈に訴えました。

 志位氏は「『比例は共産党』の声を愛知で33万、全国で650万に広げに広げ、5人全員の勝利をつかみましょう」と訴え。すやま候補について「人間らしく働ける社会、自分らしく生きられる社会、ジェンダー平等の日本をつくりたいと情熱を持って頑張っている素晴らしい政治家です」と紹介。「当落線上に向けて猛追です。比例の33万の波に、すやまさんの魅力をのせて押し上げてください」と呼び掛けました。

 トヨタ自動車と関連企業でたくさんの労働者が働く刈谷市、名古屋市。志位氏は「愛知県にうかがった機会に、わが党は大企業をそもそもどう考えているかをお話ししたい」として、2008年のリーマン・ショックの際、トヨタの専務、常務と党本部で会談し、同社の進める大量解雇の方針を中止・撤回するよう求めたことを振り返りました。

 この会談で、志位氏は、先代の豊田章一郎氏が第2次世界大戦直後、経営危機のなか雇用を維持するために事業を広げようと、かまぼこ作りの修業をしたことに触れ、「この章一郎氏の精神はどこにいったのですか」と問い、「働く人を大事にしなければトヨタの明日はなくなるのではないですか」ということを話したと紹介。「日本共産党は大企業を敵視しているわけではありません。『大企業に社会的責任を果たしてほしい』『もうけにふさわしい税金を払ってほしい』、こうした当たり前のことを言っています。それをやることが大企業にとっても良い道になるということまで考えて提案しています」と強調しました。

 また、志位氏は外国人を敵視・排斥する排外主義を許さない決意を語り、「排外主義の刃(やいば)は、日本国民にも向けられています。女性に対する異常な差別的発言、終末期医療の保険外しの主張などを見ればそれは明らかです。この問題を日本に住むすべての人々の問題ととらえて、力を合わせて、逆流に立ち向かおうではありませんか」と訴えました。

 最後に、志位氏はこの日発表された一連の情勢報道に触れ、「選挙の結果を決めるのは、有権者の1票であり、私たちの頑張りです。残り5日間の奮闘で必ず勝利を勝ち取らせてください」と呼び掛けると、聴衆から大きな拍手が起こりました。