2025年7月15日(火)
暮らし壊す自・公・維・国に、共産党躍進で審判を
大阪 志位議長が訴え
![]() (写真)山下比例候補(右)、清水選挙区候補(中央)、志位議長の訴えを聞く人たち=13日、大阪市北区 |
日本共産党の志位和夫議長は13日、大阪市で街頭演説し、「大阪では、府民の暮らしを壊す自民、公明、維新、国民民主か、自民党政治を大本から変える日本共産党かの対決構図がはっきりした」と述べ、比例での共産党躍進と、清水ただし選挙区候補の勝利を訴えました。「『比例は共産党』の声を大阪で60万、全国で650万に広げに広げ、5人全員勝利をつかみましょう」と強調しました。
大阪駅前は多くの人で熱気に包まれ、立ち止まって手を振る若者や車から声援を送る人も。志位氏は清水候補について「困っている人に笑顔を届ける政治家です」と紹介しました。大阪万博の真の狙いはカジノにあると国会で初めて告発し、公示直前の討論会で「カジノ・IRは『大阪経済の起爆剤』」と訴えた維新候補に「依存症患者をゼロにできるのか」と迫り、「それはできない」と認めさせたと指摘。「大阪選挙区の選出議員は全員カジノ推進です。カジノストップの願いは清水さんに託してください」と力を込めました。「比例60万の大波をつくり、その上に清水さんの魅力をのせて必ず押し上げましょう」と訴えました。
志位氏は、物価高騰への対策について(1)消費税減税(2)物価高騰を上回る賃上げを政治の責任で(3)医療と介護の崩壊を止め、ケア労働者の賃上げを―の3点を訴え。平和の問題では、関税や大軍拡を押しつけるアメリカいいなり政治をやめ、自主自立の平和外交に転換しようと呼び掛けました。
維新は「社会保険料を減らす」と掲げているが、大阪の国保料は全国一高いと指摘し、吉村洋文知事の「国保料が上がっているのは政府の方針だ」との言い訳は成り立たないと強調。「国保の『都道府県化』の名の下に、市町村の独自の補助をなくす動きを国に先駆けて強行し、府内の国保料を全国最悪水準で統一させたのが維新府政です」と批判しました。また、維新が「現役世代の社会保険料を減らす」と言って世代間に分断を持ち込んでいるとし「生活苦につけこんで『分断』をあおるなど政治が絶対にやってはいけません。政治がやるべきは社会保障に優先的に税金を投入することです」と訴えました。
山下よしき比例候補は、特別支援学校の設置基準を策定させたことにふれ、「子どもたちの学ぶ権利を保障するのが政治の責任」と強調。清水ただし大阪選挙区候補は「カジノストップの1票は私に」と力説しました。