志位和夫 日本共産党

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主な活動

2025年7月13日(日)

日本共産党の躍進が日本の進路を決める

京都活動者会議 志位議長が訴え


 日本共産党の志位和夫議長は12日、京都市での街頭演説後、同市内で行われた活動者会議に駆けつけました。「常任幹部会の訴え」(7日)を基本に、選挙をいかにして勝ち抜くかを四つの角度から訴えました。

現瞬間の情勢をどうつかむか

 第一は参院選の現瞬間の情勢をどうつかむかです。

 志位氏は「日本共産党は『参院でも自公を少数に追い込み、自民党政治を終わらせる展望を開く選挙に』と訴えてきましたが、これが現実のものになる可能性が生まれています」と指摘。「この情勢は日本共産党の頑張りがつくりだしたものです」と強調しました。

 同時に、自公が少数になっても補完勢力や排外主義の政党が伸びたら日本の政治は良くならないと述べ、「日本共産党が伸びるかどうか―これが選挙後の情勢を展望した場合に、政治を前に動かすことができるかどうかの最大のカギです」「共産党が伸びるかどうかに日本の政治の前途がかかっています。そういう歴史的岐路に立っていることを自覚して、最後まで力を尽くしましょう」と呼び掛けました。

 比例の現状は目標の5議席にはまだ距離がある一方、論戦ではどの問題でも圧倒的にリードし、訴えれば訴えるだけ支持が広がると強調。選挙区は東京、京都、埼玉、神奈川、大阪、愛知で当落線上の大接戦、もしくは当落線上に向けて猛追となっており、「どこもこれからの奮闘で結果が決まります」と述べました。

比例代表を「自らの選挙」としてたたかう

 第二は比例代表を「自らの選挙」としてたたかいぬき、「比例を軸に」を貫くということについてです。

 志位氏は、常幹訴えで「比例代表を自らの選挙としてたたかっているでしょうか」「『遠い選挙』ととらえる傾向がないでしょうか」と率直に提起した理由を「党機関によっては比例代表選挙に本気で責任を負っているとはいえない状況があると感じ、これを中央自身のイニシアチブの弱さとしてとらえて、率直に提起しようということになりました」と説明しました。

 その後の都道府県委員長からの報告では、率直な自己分析と打開への強い決意が寄せられたと紹介。地方議員からも「宣伝カーで訴えるだけでなく、訪問対話でも訴える」との決意に立った奮闘が始まっていることを報告し、「すべてのみなさんが『自らの選挙』としてたたかいぬきましょう」と呼び掛けました。

倉林勝利の「方程式」はどこにあるのか

 第三は倉林明子京都選挙区候補の議席を守り抜くための勝利の「方程式」はどこにあるかです。

 志位氏は「第一の方程式」は比例で25万票の波をつくりだし、その波のうえに倉林候補の抜群の魅力をのせることだと強調。比例で25万票の土台をつくれれば、選挙区でどういう情勢の変動が生まれても、倉林候補を押し上げる一番確かな保障になると訴えました。

 「第二の方程式」は、倉林候補を、「京都の市民の共同候補」として、党派の違いを超えた力を結集して押し上げることです。野党共闘が難しい京都でも、京都の党と倉林候補は粘り強く市民との共同の先頭に立ち、保守層の中にも、倉林候補を支持する流れが広がっていると述べ、「『京都の市民の共同候補』として、倉林支持を広げに広げぬき、必ず勝利しましょう」と訴えました。

「担い手づくり」「担い手広げ」に徹する

 第四は勝つために「担い手づくり」「担い手広げ」に思い切って力を集中することです。

 志位氏は、常幹訴えでこの提起をした理由として、(1)いまの自力のもとでも勝利を勝ち取るにはこの道しかない(2)東京都議選の最大の教訓がここにある(3)第4回中央委員会総会以来、半年間にわたって取り組んできた要求対話・要求アンケートの活動が、いま「担い手広げ」に大きな力を発揮している―の3点を強調。「その力をあと8日間、存分に生かして勝利をつかもう」と呼び掛け、「日本の夜明けは京都から」という結果を必ず出しましょうと訴えると、参加者から決意を込めた大きな拍手が起こりました。