志位和夫 日本共産党

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主な活動

2025年7月4日(金)

暮らしと未来がかかった選挙

志位議長が第一声

埼玉 伊藤氏


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(写真)声援に応える(左から)はたやま和也比例候補、伊藤岳選挙区候補、志位和夫議長、矢野ゆき子比例候補=3日、さいたま市浦和区

 国民の暮らしと日本の未来がかかった歴史的選挙となる参院選―。志位和夫議長は3日、さいたま市のJR浦和駅前で第一声をあげ、「自民党の現状はあまりにひどい。裏金問題に無反省、物価高騰に無為無策、アメリカいいなりに大軍拡、いよいよ末期的です。日本共産党は、衆院に続いて参院でも自公を少数に追い込み、自民党政治を終わらせて、日本の政治を変える大展望を開く―このことを大目標にすえて頑張り抜きます」と訴えました。

 はたやま和也比例候補、伊藤岳埼玉選挙区候補が決意を表明。矢野ゆき子比例候補が紹介されました。

 志位氏は「自公を少数に追い込む最大の力は、自民党政治と正面から対決し、国民の立場で対案を示す日本共産党の躍進です」と強調。比例代表での5候補勝利とともに、伊藤候補について、「“現場の声で政治を動かす伊藤岳”がキャッチフレーズ。6年間で国会質問は202回と断トツの働きです」と紹介。八潮市の道路陥没事故を巡り、「下水道は40年を超えると陥没事故が急増」というデータを突き付け、石破首相に「見直し」を答弁させ、30年を超えた大規模下水道管の総点検を実現させた実績も示し、「命を守る素晴らしい働きです。必ず再選を勝ち取らせてください」と呼び掛けました。

 もう一つの力は「市民と野党の共闘」だと強調。立憲民主党との党首会談を受け、全国32の1人区のうち17選挙区で候補者の一本化が実現したことを報告し、「野党共闘を始めて10年―日本の政治を良くする道は共闘しかありません。日本共産党の躍進と野党共闘の力で、自公を少数に追い込み、自民党政治を終わらせ、日本の政治を変える大展望を開く選挙にしていきましょう」と力を込めました。

 志位氏は「物価高騰から暮らしをどう守るかは、参院選の最大争点です」として、(1)消費税減税(2)物価高騰を上回る賃上げを政治の責任で(3)医療と介護の崩壊を食い止め、ケア労働者の賃上げを―の3点について語りました。

 志位氏は消費税減税を巡り、石破首相が「消費税を傷つけることがあっては絶対ならない」と述べ、自民党の森山裕幹事長が「消費税を何としても守り抜く」と発言したことに触れ、「追い詰められていることのあらわれです。『守り抜く』というなら、国民の暮らしを守り抜くことこそ、政治の責任です」と訴え。大もうけしている大企業には十分な税の負担能力があることを具体的に示し、「日本共産党の提案の最大の特徴は、責任ある財源論とセットで消費税減税を訴えていることにあります。日本共産党の躍進で、消費税減税の道をこじ開けましょう」と訴えました。

 また、自民、公明、日本維新の会の3党が「医療費4兆円削減」で合意し、「11万病床の削減」や「OTC類似薬の保険外し」などを進めようとし、国民民主党も「賛成」を表明していると批判し、「自・公・維・国―医療破壊4党連合に厳しい審判を下しましょう」と訴え。さらに、外国人を差別し、敵視する排外主義の潮流と断固としてたたかう決意を表明しました。

 最後に平和の問題について志位氏は、イランへの先制攻撃など無法をほしいままにするトランプ政権が、日本に対し、「軍事費をGDP(国内総生産)比3・5%以上に増やせ」と号令をかけていると述べ、「3・5%と言えば20兆円を超えます。教育予算の4倍、農業予算の10倍です。軍事費を増やせば暮らしの予算が押しつぶされるのは明らかです。平和も暮らしも押しつぶす大軍拡はきっぱり中止にしましょう」と訴え。「今やるべきは戦争の準備ではなく、東アジアに平和をつくる憲法9条を生かした外交こそ必要です」「アメリカいいなりはもうやめましょう。自主自立の平和外交で世界とアジアの平和に貢献する新しい日本をつくりましょう」と呼び掛けました。

比例 はたやま氏

 はたやま候補は「減反・減産を押しつけてきた自民党農政を転換し、食料と農業を守ろう」、伊藤候補は「命、人権をないがしろにする政治は許さない」と訴えました。