志位和夫 日本共産党

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2025年6月26日(木)

大志をもって歴史的政治戦にのぞもう

5中総 志位議長が発言


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(写真)発言する志位和夫議長=25日、党本部

 日本共産党の志位和夫議長は25日、第5回中央委員会総会・「参議院選挙必勝 全国決起集会」で発言し、幹部会報告の第2章「『新しい政治プロセス』を前に進め、自民党政治を終わらせる展望を開く選挙に」に関わって、今回の参院選の歴史的意義をどう捉え、どういう構えでたたかうかについて語り、「大志をもって歴史的政治戦にのぞもう」と訴えました。

 第2章では、参院選の「目標」として、「自公を参院でも少数に追い込み、自民党政治を終わらせる展望を開く選挙にしていく」と明示しています。志位氏は「実は、こうした目標の提起は、この間では初めてです」と強調。1月の第4回中央委員会総会の決定では「自公に厳しい審判を下し、自民党政治を終わらせる展望を開く選挙にしていこう」としていたと指摘。「『自公を少数に』という条件は1月の時点ではありませんでした。しかし、自公が内政でも外交でも、国民の願いに応えられない末期的な状況にあるなかで、この政権を少数に追い込むことは国民的課題となっています。また、一連の情勢の展開も踏まえ、この間では初めてこうした提起を行いました」と強調しました。

 その上で、志位氏は、第2章では、自公を少数に追い込むという「目標」をやり抜くうえでの日本共産党の「政治姿勢」について、「自公とともにその補完勢力―維新の会と国民民主党への厳しい審判を訴えてたたかう。排外主義、極右的潮流に対して断固としてたたかう」と述べていると指摘。「自公を少数に追い込んだとしても、その代わりに補完勢力が伸びてしまったら、日本の政治を前に進めることにはなりません。さらに、都議選などでも端緒的にあらわれた排外主義、極右的潮流の国政での台頭を決して許すわけにはいかない。この『政治姿勢』を堅持してたたかうことを提起しています」と述べました。

 また、第2章では、自公を少数に追い込むうえでの「二つの力」として、(1)日本共産党の躍進(2)市民と野党の共闘―を明らかにしていると指摘。その中で、一番の力は自民党政治に正面から対決し、責任ある抜本的対案を示す日本共産党の躍進であり、それは政治的にも、議席数のうえでも力になると強調しました。同時に、立憲民主党との党首会談を踏まえて、市民と野党の共闘の新しい発展を積極的に位置づけて奮闘すると述べました。

 志位氏は、第2章のその後の内容では「自公を参院でも少数に追い込むことがどんなに大事かを、『新しい政治プロセス』の到達点の大局的捉え方と一体に明らかにしています」と指摘。「新しい政治プロセス」が始まるなかで、自公政権の補完勢力がさまざまな妨害を行い自公の延命を助けてきたが、「それにもかかわらず国民要求を前に進める前向きな変化がつくられ、自民党の思惑通りにはなっていません。参院でも少数に追い込めば、このプロセスをさらに発展させることができます」と強調しました。

 また、第2章では「(自公を少数に追い込めば)補完勢力の役割が、さらに国民的に明らかになっていく」ことも述べており、「補完勢力は自民党にとって自分たちを延命する『資源』ですが、衆参で自公が過半数割れになれば、この『資源』を使い果たすことになるでしょう。補完勢力の正体が天下にさらされることになるでしょう」と強調しました。

 最後に、志位氏は「今回の幹部会報告の全体をつかむ『要』として第2章の提起をよくつかみ、参院選を日本の新しい政治を切り開く歴史的選挙にしていきましょう」と呼び掛けました。