志位和夫 日本共産党

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主な活動

2025年6月19日(木)

大激戦都議選

暮らし守る1票 共産党へ

候補・幹部先頭に奮闘


 大激戦・大接戦が続く東京都議選は18日、ガソリン税の引き下げ法案を巡り国会が緊迫する合間をぬって、田村智子委員長、小池晃書記局長、山下芳生副委員長ら党幹部が激戦区をかけめぐり、候補者とともに熱く訴え、志位和夫議長ら国会の事情で駆け付けられなかったところにはメッセージが届けられました。各地では市民とのリレートークがおこなわれるなど、党の魅力を伝える創意あふれる取り組みも広がりました。一方で、激戦を反映し、党支持者のところにも与党支持者から支持が呼び掛けられるなど、1票を争う様相となっています。


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(写真)声援に応える原純子候補(右)と田村智子委員長=18日、東京都江戸川区

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(写真)聴衆と握手するアオヤギ有希子候補=18日、東京都八王子市

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(写真)清水とし子候補(左)の必勝を訴える小池晃書記局長(右)、有賀精一元市議=18日、東京都日野市

田村委員長が訴え

 田村智子委員長は江戸川区で原純子、八王子市(国会出席のため電話でのメッセージ)でアオヤギ有希子両現職候補と街頭演説し、「大変な激戦。最後の最後まで1票を広げることができた候補者が勝ち抜ける」と支持を訴えました。

 田村氏は「暮らしを守る。これが都議選の最大の争点だ」と強調。石破茂首相が都議選初日に発表した2万円の現金給付を「そのお金は私たちの税金だ」と批判。国民が願っているのは暮らしが苦しいおおもとの問題を解決することだとし、「もうかっている大企業、富裕層に応分の負担を。消費税は減税を。これこそ税制のゆがみをただし、暮らしを応援する最も確かな道だ」と主張しました。

 田村氏は、原候補が25年間、障害のある子どもに関わる仕事をしてきたことを力に、特別支援学校の増設を東京都に認めさせたと紹介。またアオヤギ候補が、米軍横田基地によるPFAS汚染の問題を鋭く追及する素晴らしい論戦を行っているなど紹介。都民の要求実現に抜群の力をもつ議席を2期目も必ずと訴えました。

 原候補は、江戸川選挙区でも裏金問題で自民党の公認を得られず無所属で立候補した候補がいるとし、「無所属なのに自民党の国会議員がびっしり横に固めて選挙をやっている。こういう裏金政治を終わらせていこう」と主張。「お金を持つ政治家から都民の手で動く都政を取り返そう」と訴えました。

 アオヤギ候補は、共産党と他会派が提案した、政治資金パーティーを規制する条例案を、八王子選挙区の自民党、公明党などの議員が反対したとし、「これでは裏金を一掃できない。裏金政治をなくす1票を」と呼び掛けました。

小池書記局長が応援 志位議長メッセージ

 日野市高幡不動駅前では夕刻、小池晃書記局長が清水とし子候補(現)の応援にかけつけ、先の市長選で大健闘した有賀精一元市議らと街頭に立ち、「2議席をめぐり、裏金隠しの自民、都民ファーストと横一線の大接戦。絶対に負けるわけにはいかない。1人、2人、10人と支持を広げ、勝たせてください」と熱く訴えました。

 小池氏は4年前に清水氏が当選して多摩地域の共産党都議が5人になり、学校給食無料化の都の補助率を2分の1から8分の7にし、新たな格差をつくらず多摩地域も給食を無償化させたと紹介。「大きな仕事だ」と強調しました。

 清水氏は水道料値下げを主張し続け、今年2月の都議会でも質問。一方、自民、公明、都民ファが水道基本料の4カ月値下げを都に申し入れたのは発表前日です。小池氏は「決まってからでなく、決まる前から声を届けて道を開くのが議員ではないか」と述べ「そうだ」の声援を受けました。

 共産党都議団の三つの重要公約を示し、「清水さんの議席は市民共同の議席。党派を超えた応援にこたえるために必ず勝利させよう」と力を込めました。

 衆院本会議の開催で同所での演説ができなくなった志位和夫議長の応援のメッセージが読み上げられました。志位議長は、清水候補が教育・子育て応援、多摩格差の解消などで大きな役割を果たしてきたと指摘し、「市民と野党の共同候補として党派を超えた期待が日に日に広がっています」「落とすわけにはいかない宝の議席です」と強調。「選挙は最後の最後まで頑張りぬいた者が勝利をつかめます」「大激戦、大接戦を競り勝たせてください。絶大な支援を心からお願いします」と呼び掛けました。

 清水候補は「何としても負けるわけにはいかない。大激戦を勝ち抜かせてください」と訴えました。