志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2025年5月26日(月)

都政動かす確かな力 さらに前へ

共産党、幹部先頭に全力


 日本共産党は25日、夏の東京都議選・参院選での躍進・勝利にむけ、志位和夫議長、田村智子委員長、小池晃書記局長の幹部らが都内で街頭にたち、参院選での比例5予定候補全員勝利と東京選挙区での吉良よし子議員の必勝、都議選での現職19人絶対勝利と前進を多くの有権者に訴えました。全国各地では、参院選・都議選予定候補、国会議員、地方議員が、街頭宣伝等で参院選・都議選での支持・支援をよびかけました。また、党支部・後援会が、要求対話・アンケート活動や宣伝に取り組みました。


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(写真)田村智子委員長(右)とともに訴える田中とも子都議予定候補=25日、東京都調布市

調布 田村委員長が田中予定候補応援

 田村委員長は、調布市内で街頭宣伝し、参院選での党躍進と都議選での田中とも子都議予定候補(北多摩3区=調布市・狛江市)の必勝で政治を変えようと呼びかけました。

 田村氏は、冒頭、コメ価格高騰に触れ「コメ(生産量)が足りていないことが一番の要因」と強調し、コメ減産にお金を出し、価格も市場任せにした自民党政治を厳しく批判。「農家支援、コメ価格安定と安定供給に責任を持つ政治に大転換を」と力を込めました。

 物価高のもと消費税減税が「大争点に浮上している」と強調し、中小企業は利益に対し2割の税金を払う一方、大企業は法人税減税などの恩恵で半分の1割しか納めていないと批判。財源に赤字国債をあげる党もあるが「借金で大企業・富裕層減税を支え続けるのか。共産党を伸ばして大企業・富裕層の応分負担で消費税を直ちに5%に」と呼びかけると、詰めかけた聴衆から「そうだ」の声と拍手がわき起こりました。

 党都議団の実績として▽学校給食無償化のため、条例案を何度も提案し他会派にも働きかけて4会派共同提案で実現した▽水道料金値下げを20年間求め、知事が「水道基本料金4カ月無料」を言わざるを得なくなった―などを紹介。「都知事がやらないと言っても都民と一緒に他党とも力を合わせて実現の道を開くのが共産党。都議会野党第1党としてさらに前進させてほしい」と力を込めました。

 元都議である田中予定候補は、都議時代にシルバーパスが全面有料化された当初から一貫して反対したことなどを報告。今年10月からシルバーパスの4割値下げが実現することなどをあげ、「粘り強く諦めないで要求を続ければ政治は変わる。再び都政で働かせてください」と呼びかけました。

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(写真)和泉なおみ都議(壇上左)とともに訴える志位和夫議長=25日、東京都葛飾区

葛飾 志位議長が和泉予定候補応援

 志位議長は、葛飾区の金町駅前で街頭演説を行い、7月の参院選の勝利、目前に迫る東京都議選での和泉なおみ都議(葛飾選挙区)の必勝をと、支援を訴えました。消費税減税や都政の問題、平和外交などで党の政策を縦横に語り、「日本の政治を大本から変えましょう」「東京都政を暮らし応援の都政に転換しましょう」と訴えました。

 志位氏は、物価高騰の中で「消費税減税」が大きな争点に浮上しているとして、「世論調査では国民の約7割が何らかの形での消費税減税を求めています」と指摘。「財源を明らかにすべきだ」との声にも応え、「日本共産党は、消費税廃止をめざして緊急に5%への一律減税を行い、インボイス制度は廃止する、その財源は、赤字国債に頼らず、大もうけをあげている大企業と富裕層に応分の負担を求めることで賄います」と紹介しました。

 志位氏はその上で、日本共産党の提案の大事なポイントとして、(1)一律5%への減税を行うこと(2)責任ある財源提案を行っていること―の二点を力説。大企業には今以上に税金を負担する能力があることを具体的なデータを示して政府に突き付けた自身の論戦も紹介し、「大企業へのバラマキをやめ、消費税減税の財源に充てるべきです」と訴えました。

 都政については、「共産党が提案すれば都政が動く」とし、学校給食無償化、シルバーパス値下げ、補聴器購入助成、水道料金の引き下げなどの実績を紹介。自民、公明、都民ファーストが妨害してきたにもかかわらず、「自分たちの手柄」として大宣伝していることを批判し、「間違いなく、都民の運動と日本共産党の共同の成果です」と訴えました。

 志位氏は、「この成果にたって次は何に取り組むか」として、(1)都政としても賃上げに取り組む(2)国の福祉切り捨て政策から、都民を守る防波堤となる(3)「稼ぐ東京」から「住み続ける東京」への転換を―の三点で都民の暮らしを支える都政への転換を訴えました。

 平和・外交問題について志位氏は、米トランプ政権が日本に大軍拡を迫る中、憲法9条を生かした平和外交こそ必要だと強調。4月末の中国訪問の経過と成果も報告し、「言うべきことはしっかり言いながら、両国関係を前に動かすために頑張っているのが、日本共産党です」と力説しました。

 志位氏は、和泉都議が野党第1党の幹事長として野党会派をまとめる要の仕事をしてきたと紹介し、「学校給食無償化でもシルバーパス値下げでも決め手となったのは他の野党会派との共同です。日本共産党だけでなく、都議会にとってなくてはならない議席です」と強調。「『和泉なおみの耳に入れば都政が動く』。4回目の勝利を必ず」と訴えました。

 和泉氏は、学校給食無償化や葛飾区では修学旅行費の無償が実現する一方で、「最も重い負担となっているのが子どもの通学費・交通費だ」と指摘。「東京都が下支えして都営交通は通学定期を無償にしよう。本当に子育てや教育にお金がかからない東京都をつくっていく」と表明しました。

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(写真)斉藤まりこ都議(右から3人目)、吉良よし子参院議員(同6人目)とともに訴える小池晃書記局長=25日、東京都足立区

東京・足立 小池書記局長、吉良氏・斉藤都議と訴え

 日本共産党の小池晃書記局長(参院比例代表予定候補)は25日、東京都足立区で、吉良よし子参院議員(参院東京選挙区予定候補)と斉藤まりこ都議予定候補(足立区、定数6)らと街頭演説し、都議選と参院選の必勝へ、暮らしを守る共産党に年金削減ストップの声を託してほしいと訴えました。

 小池氏は、斉藤氏が都の上下水道民営化問題を厳しく追及してきたことなどを紹介し「何としても勝たせてほしい」と訴えました。

 小池氏は年金改革法案を巡り、年金を物価や賃金の伸びより低く抑える「マクロ経済スライド」は「100年安心の年金」だとして導入されたが「この20年で(年金制度は)ガタガタになった」と批判。与党が立憲民主党と法案修正を協議しているが、これでは解決しないと指摘し、年金保険料の積立金活用などで「年金削減を止めよう。この願いを託してほしい」と訴えました。

 小池氏は消費税の一律5%減税を提案し、大企業と富裕層の優遇税制をやめれば財源はできると指摘。石破政権が暮らしの予算を抑え、軍事費を9・5%増やしたことを批判し「税金の使い方をただせば年金や医療を支える財源もつくれる」と強調しました。

 小池氏は、共産党都議団は多くの政策を実現した成果にたち(1)都政としても賃上げに取り組む(2)国の福祉切り捨て政策から都民を守る防波堤となる(3)「稼ぐ東京」から「住み続けられる東京」に転換する―と表明し、躍進を重ねて訴えました。

 吉良氏は「痛みに寄り添い、政治を前に動かしてきた共産党の躍進を」と訴え、斉藤氏は「暮らしを最優先で守る都政に転換したい」と表明しました。