2025年4月29日(火)
日中は決して戦火をまじえてはならない
志位議長 北京で学生と交流
![]() (写真)北京外国語大学の学生と握手する志位議長=28日、北京 |
【北京=小林拓也】日中友好議員連盟(会長・森山裕自民党幹事長)訪中団の一員として訪中した日本共産党の志位和夫議長は28日、訪中団と共に北京外国語大学日本学研究センターを訪れ、同大の賈文鍵(か・ぶんけん)学長や教授、日本語を学ぶ学生らと交流しました。
学生らは、日本語を生かして「中日の文化交流に携わりたい」「中日の観光振興を進めたい」「日本の高齢者介護について学びたい」「中日の雇用問題を解決したい」など将来の目標を次々と語り、「中日の架け橋になりたい」と決意を述べました。
これを受けて志位氏は「中国を訪れるのは27年ぶりですが、日中両国は決して戦火を交えてはならない、両国関係を前に進めたい、との思いで訪中しました」と発言。「みなさんが『日中の架け橋になりたい』と語ってくれたことはとてもうれしいことです。ただ、平和であってこそ、みなさんの夢も実現する。また対話を続け、交流を進めることは平和をつくる力となります。平和のために、私たちも対話を続けていきたい」と語りました。
そのうえで、日中両国をとりまく環境が複雑なもとで、2008年の「日中共同声明」で両国が「互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない」と確認していることに触れ、「この合意を守り、それにふさわしい行動をとることが大切だと思います」と語りました。
学生たちは、志位氏の話をうなずきながら聞き、交流後には一人ひとりと握手を交わしました。