志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2025年4月15日(火)

街頭熱気若者ら入党

成功を力に目標達成へさらに


 埼玉県の大宮駅前で12日に開かれた党県委員会主催の街頭演説は、デッキを埋めた3000人以上が志位和夫議長の訴えに聞き入り、オンラインでも500人以上が視聴しました。参院比例での5議席獲得と、現職の伊藤岳参院埼玉選挙区候補勝利への決意、物価高騰から暮らしを守る緊急提案、トランプ関税問題と党の立場の解明に拍手と共感の声があがり、熱気に包まれました。


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入党した青年と懇談する志位和夫議長(左)=12日、さいたま市大宮区(画像一部加工)

埼玉演説3000人懇談会も盛況

 演説後、近くの会場で入党懇談会が開かれ、志位議長、市田忠義副委員長、伊藤岳議員、はたやま和也参院比例候補、塩川鉄也衆院議員らが入党を訴えました。想定を超す参加者で第3会場まで設け、10~30代各1人を含む5人が入党を申し込み、4人が民青に加盟しました。

 翌日も大学1年生など4人が入党を申し込み、今月の入党者は10~20代8人、30~50代5人を含む、16人となっています。

選挙と党づくりで勝ちたい思い結集

 県委員会は街頭演説を、政治論戦のポイントをつかみ、参院選の勝機をきりひらく絶好の機会ととらえ、全支部がとりくむことを徹底して訴えました。

 3日の県委員会総会で、街頭演説の参加目標4000人、入党は世代的継承を中軸に40人を迎えて一大飛躍をつくり、参院選勝利へ局面を変えることを確認。柴岡祐真県委員長は、「短期決戦でしたが『勝ちたい思いを集めよう』と、全党員の決起を訴えました」と語ります。

 柴岡氏によるオンラインでの全県への訴えも行い、参加規模を大きく広げ、入党と「赤旗」購読を一体的に追求。各地区は総会や支部長会議で真剣な議論を重ね、街頭演説に75・3%の支部が参加しました。

 懇談会成功へ、県は3月末に柴岡氏が責任者となって世代的継承委員会を数年ぶりに立ち上げました。柴岡氏のほか青年・学生部長、労働部長、組織部長、同副部長で構成し、これまでに5回会議を開催。地区青年・学生部長会議も2回開き、民青同盟員、「赤旗」読者など、3桁の50代以下のつながり名簿をつくりました。

 全国都道府県委員長会議での志位議長の中間発言での提起を力に「やればできる」ことを実践で示そうと、県青年・学生部長は、地区委員会総会や支部長会議に出席して行動を訴え、支部とともに青年を訪問して街頭演説参加や入党をよびかけました。

 このなかで3月末には10~20代6人が入党する近年にないとりくみになり、勢いを止めず当日を迎えました。

青年が党へ民青へ「誰かを助けたい」

 懇談会の第1会場は多くの青年であふれ、志位議長がテーブルを回って懇談。高校3年生の民青同盟員は、「誰かを助ける存在になりたい。それができる共産党に魅力を感じる。大軍拡はやめて消費税は減らしてほしい。そのために共産党を広めたい」と入党を申し込み、志位氏と握手を交わしました。

 党員である祖母に誘われて参加した大学3年生は、「平和の大切さを日頃から聞いています」と祖母と党への信頼を語り、入党と民青加盟を申し込みました。

 第2、第3会場でも入党が続き、30代の後援会員が高額療養費改悪撤回を喜び、参院選勝利の決意とともに入党申込書に記入。近所の党員に誘われて参加した人や、長く党を応援してきた人も、市田氏の「一緒に綱を引いてほしい」との訴えに入党を申し込みました。

 県委員会はこの成功を力に「大運動」目標達成へ、14日の県常任委員会、地区委員長会議で、要求対話・要求アンケート30万人、党員80人、日刊紙150人、日曜版600人の読者前進を意思統一しました。

読者拡大を独自追求 週3、4回行動の支部も

福島県

 福島県委員会は、4月の「赤旗」読者拡大で要求対話のとりくみをおおいにすすめ、結びつきを広げています。そのなかで党勢拡大の独自追求を位置づけて、「赤旗」読者拡大で前進した3年前の4月の同時期を上回る、日刊紙2人、日曜版132人の読者を14日までに増やしています。

 9日に開いた県委員会総会は、国内外の情勢の変化を理論と実践でつかみ、12日の要求対話経験交流会(県委員会主催)を成功させ、それに引き続く12~18日を「要求対話全支部集中行動期間」に設定。すべての支部が参加して「本気モード」の臨戦態勢で7万5000対話の月目標をやりぬく4月にしようとよびかけました。要求対話と一体に45人の新しい党員を迎え、読者拡大で日刊紙65人、日曜版500人を増やすことを意思統一しました。

 要求対話全支部集中行動期間では、5万人と対話し、党勢拡大でも飛躍をつくり、読者の4月前進のめどを立てます。

 12日に開いた要求対話・経験交流会では、各支部が自分たちの経験について発言しました。福島市の渡利支部の党員は、1000人の支部の要求対話目標をやりあげるために、それに見合うテンポでとりくもうと支部会議で討議し、現在、週に3~4回行動するようになったと経験を紹介。参加者に要求対話にとりくんだ支部の実感と手応えが広がりました。

 要求対話と一体の読者拡大も前進しています。宮川えみ子県議は13日、いわき市の山田支部と要求対話で行動。給食費無料化と石破政権の軍事費拡大などが話題となり、見本紙を活用して6人と対話して日曜版読者4人を増やしました。14日は川部支部と要求アンケートにとりくみ、日曜版読者3人を増やしました。  13日、福島市の村山国子市議は午前に南福島支部、午後に蓬莱西支部と行動しました。「学童保育の費用が生活費に響く」など対話がすすみました。この日、15人と対話して日曜版読者1人を増やしています。

 県議団も奮闘。4人の県議全員が参加して日曜版の減紙分を取り戻そうと、3日、4日、11日にそれぞれのつながりに働きかけて、3月の減紙分を上回る47人の日曜版の新規読者を増やしました。

 党員拡大でも郡山市の「あおぞら対話集会」で20代の民青同盟員が入党するなど世代的継承でも多くの党員が力を発揮しています。

 町田和史県委員長は、「全県の奮闘で条件がつくられてきており、18日までに読者拡大で前進のめどをつけて、土日でさらに飛躍をつくりたい」と語っています。

要求対話機に購読継続も 賃上げ、財源…語り合って

名古屋市 熱田西支部

 名古屋市熱田区の熱田西支部のAさんは、要求対話・要求アンケート用紙や「赤旗」見本紙、すやま初美参院愛知選挙区候補を紹介するリーフが入った袋をかばんに入れて持ち歩き、読者や支持拡大を増やしています。

 3月の終わり頃、Aさんは「赤旗」日曜版読者と道で会いました。読者は「夫が『103万円の壁』で国民民主党に支持を変えると言っていて、日曜版をやめようかと思っていて。家にあがって話しませんか」と招かれました。

 Aさんは読者と会話しながら、深刻な長時間労働や非正規雇用労働者の低賃金の問題などを語り、「資本主義はもう終わらせなくちゃいけないところまできていると思いませんか」と話しました。読者は「そんな話をAさんから聞くなんて思わなかった。共産党を応援しなきゃいかんとわかった」と購読を継続しました。要求アンケートにも答え、「家族にもやってもらう」と、夫や他市に住む息子夫婦の分のアンケート用紙を受け取りました。後日、「息子が書いてくれたよ」と連絡がありました。

 別の日、支部の機関紙係の党員と別の日曜版読者を訪問し、要求アンケートに答えてもらいました。財源論で対話になり、党の財源策が載っているチラシを見て納得しました。党員が「毎日の『赤旗』も読んで党を応援してください」と訴えました。別の日に会うと「日刊紙は国会の内容が詳しく書いてあって良い」とAさんたちに言いました。

 Aさんは自宅に来た人にも思い切って要求アンケートをよびかけています。レンタルしている掃除用具の交換に来た人は、QRコードをスマホで読み込んでアンケートに答え、「選挙はいつも共産党に入れていますよ。Aさんの家には『赤旗』があるから、同じ考えなんだと思っていました」と話し、Aさんは驚きました。同僚に配りたいと2人分のアンケートなどが入った袋を持ち帰っていきました。

 熱田西支部は参院選の得票目標を1200票、宣伝では100軒に1カ所を目標にしています。4月は後援会主催でSNS講座を開きました。真ん中世代の党員が講師になり、全員がユーチューブのアカウントを取得し、すやま候補の公式チャンネルを登録することができました。