志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2025年3月11日(火)

願い共有会場一体

志位さん「Q&A」に50代以下500人 大阪

6人を党に迎える

「長を先頭に」毎週推進会議■声かけは党外参加者の10倍にも

参院選・都議選勝利 要求対話・党づくり 大運動 火・水・木・土 付


 大阪府委員会は9日、「若者・真ん中世代大集合 わたしとあなた 願いをシェアする大阪ミーティング with志位さん」を開きました。50代以下の世代が500人をこえ、世代的継承にとりくむベテラン世代ふくめ750人が参加し、立ち見もでる盛況で、保育室を利用した子どもは20人以上になりました。


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(写真)各世代からのスピーチを受けてコメントする志位和夫議長=9日、大阪市住吉区

 当日、50人以上に入党を働きかけ、20代4人、40代2人が入党、20代の看護師が民青に加盟しました。

●「来てよかった」

 「ミーティング」の冒頭、20代から50代まで世代ごとに5人がスピーチ。「学びより就活優先の現状を変えたい」(学生)、「長時間労働で大事な幼少期に親が関われないのは異常」(保育士)、「温暖化の影響がリアル。対策なくして食を守れない」(農業)、「給食費無償化で楽しくおなかいっぱい食べられる学校に」(子育て世代)などの思いを話しました。50代は、清水ただし大阪選挙区候補が自身の入党の原点を語りました。

 志位和夫議長はまず、5人の思いにこたえて奮闘する決意を述べ、「Q&A」では、要求アンケートのとりくみで多数寄せられた真ん中世代、若い世代の関心、疑問から、七つの問いに丁寧にこたえました。さらに、会場の参加者から寄せられた八つの質問にこたえ、最後に小林多喜二の生き方を紹介し、「人間のたたかいこそ歴史をつくる力。不当なことに頭を下げず、日本共産党に入っていっしょにたたかおう」と心をこめて入党をよびかけました。

 会場は、広い舞台上をふくめ、30のテーブル席にグループごとに着席、階段状の固定椅子席でも2人、3人と連れ立って参加した人たちが、5人のスピーチと志位さんの「Q&A」を受けて、感想を交流しあいました。

 「5人のトークは共感できる話ばかりで涙が出た」「トランプ大統領、教育、気候、心配していることたくさん聞けた。共産党で運動していくしかないんだなーと思った」「『人間のたたかいこそ歴史を変える』!来てよかった!!さっそくママ友や子どもたちに知らせたい」――一人ひとりがつかんだ確信、自身の思いを語り合い、交流しました。

●50人と入党懇談

 交流から入党の働きかけ、懇談があちこちで始まり、会場で50人以上に入党、加盟を働きかけ、志位さんもテーブルをまわり、入党を励ましました。

 20代の民青同盟員は、テーブルに来た志位さんに医療費や災害避難所のことなどを質問、志位さんは「医療費は窓口ゼロ円に。欧州では通院交通費まで出されている」などとこたえました。「自分が政党に入るというイメージがわかない」とのためらいに、同行した参加者が「政党とは本来主権者国民が草の根でつくるもの」とこたえ、「政治は政治家だけがやるものじゃないですね」と入党しました。

 総選挙で「赤旗」日刊紙を購読して以来、地域支部との交流を重ね、4回目の働きかけで入党した40代の読者は、「同世代と交流できるのが楽しみ」と参加しました。

 工学を学ぶ大学1年生も4回目の働きかけで入党しました。志位さんの「Q&A」に「消費税の逆進性に納得」「競争教育は社会の仕組みに問題がある」などと感想を語り、学生党員が「自分は政治に無頓着なのが怖い。政治にかかわったほうが安心」と自身の入党の思いを語って励ましました。そこに志位さんがまわってきて、「不安があれば聞いてください。なんでもこたえます」と話すと、いくつかの疑問がだされました。すべて志位さんがこたえると、これ以上疑問はないとなり、志位さんが「ぜひいっしょに」とよびかけ、握手して入党しました。

 会場ではさらに、学生、20代の非正規労働者と40代の労働者が入党しました。会場では入党にいたりませんでしたが、帰宅後、「地域支部のみなさんと頑張ってみる」と、市議に決意を伝えてきた人もいました。

 遠方からは大型バス、マイクロバス5台で参加がありました。バスなどで34人が参加した吹田・摂津地区は、行きのバスでギター演奏でうたごえを楽しみ、「Q&A」後は会場内の会議室に集まり、「一言感想」を語り合い、「リレートークに感動した」「いっぱい集まり元気がでた」「参院選頑張ろうと思った」など、大いに盛り上がりました。

●はげまし合って

 大阪府委員会は、「大阪ミーティング」を4中総決定の実践そのものと位置づけ、全党あげてとりくみました。

 「長を先頭に党組織あげてのとりくみに」するために、毎週の府常任委員会、世代的継承委員会に府委員長も参加して知恵を出し合い、1月29日から3月6日まで、毎週水曜日に地区委員長、組織部長、世代的継承3分野の担当者が参加するオンライン「推進会議」を6回(朝と夜のいずれかに出席)重ねました。「推進会議」には、毎回、四十~六十数人が参加。方針の提起と経験交流をおこない、各地区でも、機関会議、支部長会議、2月に開かれた地区党会議などで意思統一と経験交流で励まし合ってとりくみました。

 府委員会は、要求対話・要求アンケートを「カナメ」に、(1)すべての支部・グループが世代的継承・「ミーティング」成功にとりくむ、(2)真ん中世代・若い世代党員が主役として力を発揮できるよう、50代以下のすべての党員に要求アンケートで声を聞きながら、いっしょにとりくみを広げる――二つの方針を貫きました。

 こうして、とりくみは末広がりとなり、地区委員会が掌握したこの世代の結びつきは1000人を超え、地域支部、職場支部が、結びつきある人たちに声をかけて、誘うとともに、真ん中世代・若い世代党員が自分の友人や職場の同僚を誘う経験が次々に広がりました。党外からの参加は100人を超えましたが、地区ごとに、この数倍、10倍もの人たちに誘いの声がかかったことも今後に生きる大きな財産になっています。

 2、3月で、50代以下の世代1000人に入党を働きかけ、100人を迎える目標でとりくみ、「ミーティング」当日の入党の働きかけの段取りをとりきりました。一人ひとりについて、これまでの働きかけ、当日はだれがいっしょに参加し、だれとだれが働きかけるのかをすべて掌握しきるために努力をつくしました。

 府委員会は10日、総括会議を開き、「大阪ミーティング」の画期的な成功、教訓を交流するとともに、9日までの全党の努力を実らせるため、一人ひとりへの系統的な働きかけを府党全体の党員拡大に定着させ、3月100人の目標へ奮闘する決意です。