2024年11月7日(木)

公私間格差なくして　神奈川･私学の集い

（写真）大勢の観客の前でパフォーマンスを披露するダンス部の生徒ら＝３日、横浜市中区

　私立学校に通う子どもたちの教育環境改善と保護者の学費負担軽減をめざす「神奈川私学助成をすすめる会」と「かながわ私学のつどい２０２４実行委員会」は３日、横浜市中区の桜木町駅前広場で、運動をアピールするつどいを開きました。

　県内の私立中学・高校の生徒がダンスや合唱など部活動の成果を披露し、保護者らとともに、国と県に対し教育費の公私間格差をなくすよう求める署名に取り組みました。

　高校生らが「親に負担をかけて申し訳ない」「東京都では私学も無償化された。同じ学校に通って住む場所によって格差が生まれている」などと訴え、すすめる会の長谷川正利代表は「神奈川でもぜひ前進させたい」と署名への協力を呼びかけました。

　会場で「高校までの学費無償化は世界的標準」「子どもたちが学費の心配なく安心して学校に通える社会を実現しよう」とする集会アピールを採択しました。

　日本共産党の大山奈々子県議が参加し、「文教予算が防衛予算の半分以下という税金の使い方を変えさせ、子どもたちの学びの権利を保証できるよう、皆さんの運動と結んでがんばる」とあいさつ。田村智子党委員長、志位和夫議長や他党議員らも連帯メッセージを寄せました。