志位和夫 日本共産党

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主な活動

2024年10月3日(木)

共産党躍進、国民のたたかいの力で、暮らしを守る「社会的ルール」をつくろう

志位議長 千葉で訴え


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(写真)訴える志位和夫議長。はたの君枝(その右)、(左へ)さいとう和子、横山せいごの南関東比例予定候補=2日、千葉市中央区

 日本共産党の志位和夫議長は2日、千葉駅前で、はたの君枝、さいとう和子、横山せいごの比例南関東ブロック3予定候補、千葉県内の小選挙区予定候補とともに街頭にたち、「解散・総選挙を迎え撃ち躍進のために全力をあげます」とつめかけた聴衆に支持を訴えました。

 志位氏は、石破首相が「9日解散、27日投開票」の強行を宣言したことについて、「首相の言行不一致が厳しく問われます」と指摘。総裁選で「国民が判断できる材料を提供する」「本当のやりとりは予算委員会」と繰り返していたにもかかわらず、就任早々、前言を覆したことについて、次のように厳しく批判しました。

 「解散・総選挙という民主主義の根幹の大問題で、数日前の自らの発言を平気で覆す。これでは今後、どんな発言をしても、国民は信頼できなくなるでしょう。これは首相の政治的資質にかかわる大問題です。一国の政治指導者がこういう姿勢をとっていて、どうして政治への信頼が回復するでしょうか。選挙で厳しい審判をくだしましょう」

 そのうえで志位氏は、(1)腐敗政治を一掃し、政治に信頼をとりもどそう(2)大企業・大金持ち優遇の政治を、国民の暮らし最優先の政治にきりかえよう(3)日米軍事同盟絶対の「戦争国家」づくりを止め、外交の力で平和をつくろう―と日本共産党の躍進を縦横に訴えました。

 欧州歴訪の経験もおりまぜ、ベルギーでは最低賃金月33万円(金属労働者は月43万円)をストライキでたたかい実現していること、フランスでは労働時間を「週35時間」から「32時間」に短縮させるたたかいが続いていること、フランス大革命以来の人民のたたかいで教育無償化が憲法に明記されていることなどを紹介。「国民のたたかいこそ暮らしを良くする力です」「日本でもたたかいの力で人間らしく暮らせる社会的ルールをつくりましょう。大企業・大金持ち優遇の政治に正面から切り込む日本共産党を伸ばしてください」と訴えました。

 また志位氏は、石破首相が「安保3文書」にもとづく軍事同盟強化にくわえて、「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」「核共有」を提唱していると厳しく批判し、それらをすすめる唯一、最大の「理由」が「日米同盟の強化」だと指摘。「『日米同盟』の4文字で思考停止に陥ってしまう政治が日本を覆っています。それでいいのかを正面から問いかけていきたい」「日本共産党は、世界を対立するブロックに分断する軍事同盟強化には断固反対を貫きます」と表明しました。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)と協力し平和構築を進める「東アジア平和提言」実現にむけとりくんでいること、先の訪欧で、NATOの拡大・強化、大軍拡に反対している左翼・進歩勢力と「ユーラシア大陸東西での軍事同盟強化反対で連帯する」ことで合意したことなどを紹介。アジアや欧州でも憲法9条を生かした平和外交を行う日本共産党を伸ばしてほしいと呼び掛けました。

 志位氏は、日本共産党がめざす社会主義・共産主義は、搾取がなくなり、「すべての人が十分な『自由な時間』をもち『自由で全面的な発展』が可能になる社会。ロマンと結びついた名前です」と語り、支持を訴えると、聴衆から大きな拍手が起こりました。