2024年9月6日(金)
欧州訪問 8/29~9/10
時短と最賃―連帯の精神で闘いを発展
志位議長、ベルギー労組幹部と懇談
日本共産党の志位和夫議長は4日、ブリュッセル市内でベルギー労働党の労働組合担当者、労働組合幹部と懇談し、同国の労働時間や最低賃金に関する現状を聞きました。
現在のベルギーの法定労働時間は週38時間ですが、労働組合は32時間への短縮を求めて闘っていると報告。労働党の組合担当者は「フルタイム労働者の労働時間の短縮はパートタイム労働者の労働条件を良くすることにつながる」と指摘。「労働者の『自由な時間』を増やすことは、資本家と闘う時間を確保する上でも重要だ」として、労働者間の連帯を強化していると話しました。
最低賃金について労組幹部は、現在月収で2050ユーロ(約33万円)、金属労働者では2700ユーロ(約43万円)だが、なお生計費に達していないとして、労働者全体の賃上げのために最賃のさらなる引き上げを求めてストライキに取り組むと決意を語りました。
志位氏は「労働時間も最低賃金も、労働組合が労働者全体の状態を改善する見地で闘うという“連帯”の精神で頑張っていることに感動した。この闘いの経験を日本に持ち帰りたい」と述べました。