2024年9月1日(日)
欧州訪問 8/29~9/10
志位議長、ドイツ外務省のアジア太平洋総局長と会談
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日本共産党の志位和夫議長は30日、訪問先のベルリンでドイツ外務省を訪問し、フランク・ハートマン・アジア太平洋総局長と会談しました。
ハートマン氏は、日独関係が官民の交流を通じて良好に発展していることや、アジア太平洋地域の安全保障・経済問題における独政府の立場を説明しました。
志位氏は党の外交政策「東アジアの平和構築への提言」を紹介し、「提言」の核心はブロック対立を排し、関係するすべての国を包み込む包摂性を貫いていることにあると述べました。
ハートマン氏は、アジア太平洋の情勢の安定が、ドイツの国益と平和にとっても重要だと言及。同地域での対立的な「ブロック体制」の形成に懸念し、全ての国が「法の支配」を順守すべきだと語りました。
志位氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)に関して、対抗する大国のどちらの側にも立たず自主独立を貫く立場や、参加国が徹底的な対話を重ねていることを党として評価していると発言。「諸問題を外交で解決し、包摂的な平和の共同体をつくることの重要性をASEANの取り組みは示している」と述べました。
さらに志位氏は核兵器問題について、ドイツ政府が核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバー参加したことに注目していると述べたのに対し、ハートマン氏は、独政府が核不拡散条約(NPT)を軸にしながらも「核兵器のない世界を実現する目標を堅持している」と応じました。
志位議長、夕食会に出席
日本共産党の志位和夫議長は30日、ベルリン市内で開かれたローザ・ルクセンブルク財団主催の夕食会に出席しました。夕食会は、同財団が31日に開催する国際会議「今こそ外交を!」のゲストスピーカーらを招待したものです。
同財団のビアバウム理事長は、ウクライナ戦争が長引く中、世界各地からゲストを招いてこの会議を成功させることは非常に重要だとあいさつし、参加者に謝意を述べました。
志位氏はビアバウム氏や欧州左翼党のバイアー議長、ジェレミー・コービン英労働党前党首をはじめ他の参加予定者と親しく懇談しました。