志位和夫 日本共産党

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主な活動

2024年5月1日(水)

「学生オンラインゼミ第3弾」

視聴者が感想

「3時間があっという間」


 日本共産党の志位和夫議長を講師に、日本民主青年同盟(民青)が主催して27日に開かれた学生オンラインゼミ第3弾「『人間の自由』と社会主義・共産主義――『資本論』を導きに」は、全国で視聴会が行われました。「面白く、3時間があっという間に感じられた」など多数の感想文が民青に寄せられています。社会主義・共産主義の魅力が視聴した人たちに実感をもって受け止められ、自らの生き方にも結びつけて勇気を与えています。


社会主義・共産主義のイメージ一新

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(写真)学生オンラインゼミで質問にこたえる志位和夫議長=27日、党本部

 講演を聞いて、社会主義・共産主義のイメージが一新され、希望ある未来としてつかみ直されています。

 「社会主義は自由がないという一般的なイメージにたいし、逆に自由を獲得できるという正確な理論で、まさに目からウロコであった!!!」(東京都18歳)

 「自分のこれまでの社会主義・共産主義国家のイメージは、旧ソ連や中華人民共和国のような抑圧的かつ国民に恐怖を押し付けるようなものでしたが、今日の講演を聞いて、これから日本のめざす未来はそういった類いのものではなく、真に労働者に寄り添い、各人に平等が施される国家像であるのだなと感激しました」(東京都18歳)

 「コロナを機に、資本主義の限界がいろんな所で言われていましたが、いよいよ社会主義へ転換していかなくてはならない時期に来たんだなと思いました」(広島県29歳)

「自由に処分できる時間」=「真の富」が響き合う

 「自由に処分できる時間」というキーワードで、資本主義の搾取や社会主義・共産主義の魅力がダイレクトに参加者の胸に響き、熱い感想があふれました。

 「身の回りで気になっていた『どうなるんだろう?』を資本主義にひきつけて考えることができました。『自由に処分できる時間』が人間と社会にとって真の富なんだという話に、私の知的探究心や仕事を考える気持ちを応援された気持ちになりました」(北海道19歳)

 「今まで資本主義における搾取は、カネ、労働力等だけだと思っていたが、そこに『自由に処分できる時間』が含まれていることを知り、自身の可能性が制限されることへの恐怖が芽生えた。社会の発展には、われわれの自由がいかに重要であるかを再認識することができた」(長野県18歳)

 「“時間は真の富”という言葉にハッとしました。今しかない貴重な時間を自分のために使えているか、資本主義によって搾取されているのかもしれないと気づきました。もっと時間的余裕ができたら、やりたいこといっぱい実現できるのにと思ったので、少しずつ少しずつ労働時間の短縮が実現できるように変えていきたい。未来社会論を聞いてワクワクしたので、みんなに知ってほしいし、生きている間に実現したい。そんな社会を見たいなと思いました」(京都府19歳)

 「これまで未来社会を考える上ではどちらかといえば、そのシステムや労働の形態といった点に目がいきがちであったが、現代奪われている自由な時間を増やし、人間らしい発展した生活を送るという視点は新しいものだった。これから大学を卒業し、社会に出ていく身として感じるものが大いにあった」(山口県21歳)

 「4月から就職して働いて、日々の自由に使える時間は少ないと感じるので、社会主義の労働時間の抜本的短縮には魅力を感じます」(愛媛県22歳)

 「第2の角度の話がささりました。最近、気がついたら半日ぐらい、会社に連日拘束されていたので…。会社のため、同じチームの人のため、自分の成長のためと思いながら頑張ってきたつもりでしたが、確かに自由な時間が奪われていたんだなぁと実感できた」(宮崎県27歳)

「あとの祭り」の経済という提起に衝撃

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(写真)全国から寄せられた学生オンラインゼミの感想文

 気候危機や恐慌をもたらす資本主義の害悪を、「あとの祭り」の経済と指摘したことが衝撃的に受けとめられました。

 「今まで“資本主義の行き詰まり”という言葉は使ってきましたが、気候危機の話を聞くと、本当に考えなければならない問題だと思いました。あとの祭りにしてはならない、とり返しのつかない事態になる前に理性を発揮できるようにしなければならない。その希望が未来社会にあることは本当に光になっていると感じました」(山形県26歳)

 「心のどこかで『まだ大丈夫だろう』という意識があったけど、『今すぐに』行動しなければと焦りを覚えました。気候変動に関しては、あとの祭りになれば『人間の自由』を手に入れる前に、私たちの生命がおびやかされてしまう。未来を担う若者の一人として活動していきたいと思いました」(長野県18歳)

資本主義から「五つの要素」を継承、発展させる

 資本主義の発展のもとでつくりだされる「五つの要素」()の継承・発展について、どう発展させるのかに焦点をあてた説明に注目した人も多くいました。

 「発達した資本主義からつくられる客観的条件、主体的条件を、単に未来社会に引き継ぐだけでなく、新しい質の高まりに発展させるということが強調されていて、社会主義・共産主義のイメージがより積極的なものに変わった。こういう魅力ある展望をどんどん青年に語り広げ、ともに深めていきたい」(岩手県)

 「『五つの要素』の説明で、高度な生産力は資本のための生産から人間のための生産へと発展させることなど、継承だけでなく発展させることで社会主義が磨かれていくと思った」(新潟県)

 「資本主義から社会主義へとガラッと変わるのではなく、引き継いで“発展させる”というのが大事なカギだと思った。社会主義の魅力を多くの青年に伝えていきたい」(愛知県27歳)

 「“多数派にする”という明確な目標を掲げてくださったのを見て、ここで役に立ちたいという思いが一層強まった。“社会は私たちで変えられる”と伝えることができれば、そういった人たちにも関心が芽生える。私がそうであったように、“とりあえず動いてみよう”と考えてくれる人が現れる。社会主義への前進とはこういうことなんだろうと私は思う。私は数十年後、全員でこの活動の答え合わせができるよう活動を発信するお手伝いをし続けていきたい」(福島県18歳)


注 資本主義から引き継ぐ「五つの要素」
(1)高度な生産力
(2)経済を社会的に規制・管理する仕組み
(3)国民の生活と権利を守るルール
(4)自由と民主主義の諸制度と国民のたたかいの歴史的経験
(5)人間の豊かな個性