志位和夫 日本共産党

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2023年12月29日(金)

志位委員長、枯葉剤被害者支援センターを訪問

日越協力で戦争ない世界を

ハノイ郊外


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(写真)枯葉剤被害者支援センターを訪れた志位委員長と田村副委員長=26日、ハノイ(面川誠撮影)

 【ハノイ=面川誠】日本共産党の志位和夫委員長は26日、ハノイ郊外にある枯葉剤被害者支援センターを訪問しました。志位氏は、センター運営団体であるベトナム枯葉剤被害者支援協会のブー・バン・カイン会長と懇談し、センターで生活している被害者と交流。日本共産党からの支援として扇風機24台を寄贈しました。

 米軍は、ベトナム侵略戦争中の1961年から密林の中にある南ベトナム解放民族戦線の補給路や陣地をみつけ、食料供給源を絶つことを目的に、猛毒ダイオキシンを含む枯葉剤を軍用機から散布しました。

 カイン氏によると、枯葉剤による健康被害をもつ人は300万人以上。枯葉剤を浴びた本人だけでなく、第2、第3、第4世代の被害者も絶えません。ダイオキシンの影響は発がん、肉腫などのほか、生殖機能障害による肢体不自由児の誕生、脳神経障害などがあります。

 志位氏は、2021年に日本の原水爆禁止世界大会が、枯葉剤被害者への支援と、米国政府と枯葉剤を製造した加害企業の謝罪と補償を求めるキャンペーンをはじめて、多くの募金が集まったことを紹介。日本とベトナムが連帯して核兵器も大量破壊兵器も戦争もない世界をつくるために力を合わせたいと述べました。

 カイン氏は、日本共産党の支援と努力に感謝を表明し、多くの国々からの支援もあって、被害者の健康が徐々に改善してきたと説明。引き続き日本共産党と協力していきたいと述べました。