志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2023年12月8日(金)

政権・派閥中枢を直撃 首相の責任で徹底究明を

パー券裏金疑惑 志位委員長が主張


 日本共産党の志位和夫委員長は7日、国会内で記者会見し、自民党派閥の政治資金パーティーの裏金疑惑について「岸田文雄首相の責任で徹底的な事実関係の究明をし、説明責任を果たすべきだ」と主張しました。

 志位氏は、裏金疑惑が自民党全体に広がっていると指摘。自民党安倍派や二階派の5年間で1億円を超える裏金疑惑が報じられたのに続き、「赤旗」日曜版10日号が麻生派の裏金疑惑の証言をスクープしたと紹介しました。

 さらに、パーティー収入の議員側への還流について、安倍派の会計担当者が「事務総長に報告した」と説明したと報じられているとして、「安倍派の(歴代)事務総長は現在の官房長官や経済産業相だ」と指摘。日曜版スクープは、麻生派の幹部が現金の入った茶封筒を議員に手渡していたとの証言を報じているとして「実務担当者がやったことではない。政権中枢、派閥の中枢を直撃する事態だ」と強調しました。

 その上で、岸田首相がパーティーの「自粛」を言い出したことをあげ「今やるべきは首相の責任で徹底的な事実関係の究明をし、説明責任を果たすことだ」と批判。「国会として主要派閥の歴代の事務総長を招致し、事実関係を語ってもらうことを求めたい」と語りました。

 党として企業・団体献金全面禁止法案を提出したことも示し「これが解決策だと強く主張していきたい」と述べました。