志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2023年12月3日(日)

核禁条約第2回締約国会議が閉幕

会議の成功を歓迎する 志位委員長が談話


 日本共産党の志位和夫委員長は2日、第2回締約国会議が閉幕したのを受けて、「核兵器問題での重大な逆行が起こっているもとで、核兵器禁止条約の国際法としての実効性・規範力をいっそう強化し」たとして、会議の成功を「心から歓迎する」との談話を発表しました。

 志位氏は談話で、政治宣言で核兵器が「平和と安全を守るどころか、強制、脅迫、緊張の高まりにつながる政策手段」となっていると、核抑止を痛烈に批判したことを指摘。次回会合までに「抑止力」論からの脱却を訴える報告書を作成することを決めたことなどをあげ、禁止条約が核使用の手を縛るうえでも「核抑止力」論を打ち破るうえでも大きな規範力を発揮することを示すものだとのべました。

 また、条文にもとづく、被害者支援や環境修復の計画づくり、そのための「国際信託基金」の設立に向けたガイドライン策定など、国際法としての実効性、規範力を高めていることの重要性を指摘しました。

 志位氏は日本政府の不在が失望と批判を広げていることを指摘し、オブザーバー参加すらせず、対話や議論を拒否したことを「恥ずべき態度」ときびしく批判。日本政府が禁止条約に参加するよう強く求めました。(談話全文)