2023年12月1日(金)

オスプレイ

欠陥機　撤去を求める

志位委員長が会見

（写真）記者会見する志位和夫委員長＝３０日、国会内

　日本共産党の志位和夫委員長は３０日、国会内で会見し、米軍横田基地所属のオスプレイが鹿児島県・屋久島沖で墜落したことについて、「オスプレイは開発段階から事故を繰り返し、構造的な欠陥機と言われてきた軍用機だ。そういう危険なオスプレイの配備を容認し、さらに自衛隊のオスプレイ導入を推進してきた自公政権の責任はきわめて大きい」と指摘しました。

　志位氏は、党国会議員団が同日、岸田文雄首相、上川陽子外相、木原稔防衛相宛てに緊急の要請を行ったとして、(1)米軍と陸上自衛隊のオスプレイ全機をただちに運用停止し、事故原因を明らかにすること(2)米軍のオスプレイの全機を撤去すること(3)陸上自衛隊へのオスプレイの導入を中止し、撤去すること―の三点を求めたと述べました。

　その上で、志位氏は沖縄県名護市にオスプレイが墜落した事件が起きた際、米軍が飛行の再開を決めると、事故原因が究明されていない段階で日本政府がただちに追認したことを挙げ、「だらしない態度をとってきた」と指摘。オスプレイの最低飛行高度について日本の航空法１５０メートルよりさらに低い６０メートルまで許容しているとして、「米国いいなりのだらしない態度が、さまざまな事態を招き、今回の事故にもつながる結果をつくっている。こういう姿勢を根本からただすことを強く求めていきたい」と主張しました。