志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2023年10月24日(火)

経済無策あらわに

首相所信表明 志位委員長が会見


 日本共産党の志位和夫委員長は23日、国会内で記者会見し、同日の岸田文雄首相の所信表明演説について問われ、「物価高騰でこれだけ国民の暮らしの困難が続いているにもかかわらず、これをどうやって打開していくのかという方策が一つもない。全くの『経済無策』があらわになった演説だった」と厳しく批判しました。

 志位氏は、岸田首相が「30年に及ぶコストカット型の経済」が経済停滞を招いたと述べたことについて、「コストカットと言うが、賃金や社会保障をカットする、法人税をカットして消費税を増やす、これをやってきたのは誰か。全部自民党政治がやってきたことだ」と指摘。「反省もなければ転換もない。経済で全く手詰まりになっている。『経済、経済、経済』と3回連呼したが、それを打開する中身は全くない」と批判しました。

 また、イスラエル・ガザ紛争に関わって「イスラエルの地上侵攻が迫り、人道危機が日に日にひどくなる実態がある中で、これに対する日本政府の立場が何一つ表明されなかったのは驚きだ」と述べました。

 日本共産党として日本政府に対し、(1)ハマスに対する非難だけでなく、イスラエルによる国際法違反の行動を厳しく批判し、その中止を求めること(2)イスラエル、パレスチナ双方との関係を最大限に生かし、停戦に向けた交渉を促すこと―の2点を求めていると紹介。「こういう中身が全く語られないのは異常なことだ」と批判しました。