志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2023年9月26日(火)

目標正面に手だて、段取り明確にして飛躍

『百年』史に自信を持って

志位委員長が島根県で懇談


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(写真)懇談する志位和夫委員長(手前右)と島根県党の上代善雄県委員長(同左)、県常任・地区委員長ら=24日、松江市内

 志位和夫委員長は24日、島根県の県常任委員と3地区委員長らと、第8回中央委員会総会決定を実践するうえでの苦労や教訓、中央への要望などについて懇談しました。志位氏は一人ひとりの意見に丁寧に耳を傾け、時には笑いが起こる和やかな懇談となりました。

機関体制強化どうする

 出雲市議で中部地区委員長も務める吉井安見氏は、地区委員会の体制が弱いため週5日の早朝配達をしています。6人の常任委員中4人が議員と兼任しているため、多忙で支部の援助ができにくいと話しました。

 志位氏は、「議員との兼任はたいへんだと思いますが、有権者との関係ではプラスになる面もあるのではないでしょうか。議員という公人が地区委員長をやっていると、住民のみなさんにとって『地区委員会に要求を持っていけばすぐ議会に届く』と安心感・信頼感につながります。支部指導の面でも議会で丁々発止した論争があれば、そういう話を支部で伝えることもできます。非常勤も含めた体制強化の努力とともにプラス面もアピールしてほしいと思います」と語りました。早朝配達の負担については、「週5日は本当にたいへんだと思います。『配達・集金の経験を聞く会』でも苦労の打開の道が交流されましたが、地区委員会、支部で話し合って、担い手を増やしていく努力が前進するように、お互いに力をつくしたい」と語りました。

週1回の支部会議を

 東部地区の岩田剛地区委員長は、多くの支部で週1回の支部会議の開催が困難になっていると発言。「支部への援助が、方針を伝えるだけの“トップダウン”になりがちです。支部を援助する側の全国的な経験が学びたい」と語りました。

 志位氏は「活動上のいろいろな困難を解決する一番の鍵は、週1回の支部会議にあると思います。月1回の支部会議だとどうしても方針を伝達するだけになってしまいます。近況を出し合って連帯を強める、学習する時間をとるためにも週1回が大切です。『楽しく元気の出る支部会議』への努力と一体にぜひ週1回の支部会議に挑戦していきたい。それが支部から『大運動』の本気の体制をつくる一番の中身になります」と語りました。東北地方のある学生支部ではアルバイトが多忙でも支部会議と民青の班会を欠かさず開いている経験を紹介し、「支部会議は妥協せずに開くことが大事ではないでしょうか」と語りました。「党機関が学べる場」についてはぜひ検討したいと述べました。

ジェンダー平等・党内でも

 たちばなふみ松江市議は、ジェンダー平等の取り組みを強化したいと語り、むらほえりこ衆院島根1区候補は「『あなたに党に入ってもらいたい』と自分の言葉で伝えることが必要ですね」と述べました。志位氏は「党内でもジェンダー問題を本気で実践する必要があります。そのために真剣な自己改革の努力をみんなでやりたい」と表明。ジェンダー平等の取り組みを強化すると述べるとともに、「党員を増やすうえでは、相手に『ぜひ党に入ってください』と支部の人たちの気持ちが伝わることがどうしても必要です。そういう議論をしっかりやっていく援助を強めていきたい」と激励しました。

理論的到達に自信もって

 最後に志位氏は、中国の天安門事件やソ連崩壊などで「社会主義崩壊」論など逆風が激しくふくもとで、日本共産党は自主独立の路線を確立し、未来社会論を発展させ、理論的にも政治的にも党の質を高めてきたと『百年』史にふれながら強調。「ここに自信をもって頑張りましょう」と訴えました。

 懇談後に開かれた「志位さんと語るつどい」では、3人が入党を決意しました。