志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2023年7月7日(金)

「協力の意思」問われる

共闘めぐる立民幹部発言 志位委員長が指摘


 日本共産党の志位和夫委員長は6日の国会内での記者会見で、次期衆院選での野党の候補者調整を「徹底的に追求していきたい」とした立憲民主党の岡田克也幹事長の発言(4日)などについて問われ、「今の危険な政治状況に対抗するには、市民と野党の共闘の発展、『本気の共闘』が必要だ」と述べ、その土台となる「協力の意思」があるかどうかが問われていると指摘しました。

 志位氏は、現在の政治情勢について、自民、公明、維新、国民民主の4党によって、大軍拡や敵基地攻撃能力の保有、9条改憲などが推し進められ、「日本の政治の前途にとって危険な状態だ」と指摘。「これに対抗する上では、市民と野党の共闘の発展がどうしても必要だ」と述べました。

 同時に、この流れを打ち破るには、政党間で共通政策、対等平等・相互尊重の立場の選挙協力、政権協力などについて話し合い、前向きの合意を得るなど、「中途半端なものでなく文字通りの『本気の共闘』が必要だ」と強調。現状では困難が大きいものの、第8回中央委員会総会で表明したように「可能な努力を行い、私たちの方から門戸は閉ざさない」という基本姿勢を貫くと述べました。

 その上で、立民の岡田氏が、泉健太代表の指示を受けたとして「候補者調整の取り組みを徹底的に追求していきたい」「(共産党との調整も)できれば行いたい」と述べたことを「注目して受け取った」と発言。泉氏からどういう指示があったのかや、この間「選挙協力はしない」「候補者調整はしない」としてきた泉氏の発言との整合性について、「立憲民主党に党としての説明を求めたい。協力を求めているのなら、そういう説明があってしかるべきだ」と表明しました。

 志位氏は、共通政策、対等平等・相互尊重の選挙協力、政権協力の土台として、「協力の意思」があるか否かが問題だと述べ、「この意思が確認されて初めて、政策や選挙協力の話し合いになる」と語りました。