志位和夫 日本共産党

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2023年6月4日(日)

「本気の子育て支援」三つの提案

志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は3日、横浜市の桜木町駅前での演説の中で、「本気の子育て支援」として三つの点を提案しました。

 第一は、子育て教育にかかわる「お金」の心配をなくすことです。志位氏は、▽学費は無償をめざし半額▽入学金廃止▽奨学金を貸与から給付に▽返済中の奨学金は半分免除▽学校給食費無償化―を訴えました。

 第二は、学校、幼稚園、保育園などの子どもたちのための「人」を増やすことです。志位氏は、教員不足が大問題になっていると指摘し、抜本的増員で30人学級を実現しようと提案。保育士不足も深刻だとして、処遇改善と配置基準の引き上げで増員しようと述べました。

 第三は、安心して子育てできる「働き方」です。志位氏は、財界の旗振りで労働法制の規制緩和が進められ、働く人の4割、女性や若者の5割が非正規雇用だと指摘し、「これでは結婚して子どもを産み育てる展望を持つことができません」と指摘。非正規は臨時的・一時的仕事に限り、希望するすべての人を正社員にするルールをつくろうと提案しました。

 さらに、「家事も育児も一人でワンオペ」という多くの女性が置かれている状況を変えるために、長時間労働や単身赴任の規制など、子育てと両立できる働き方を実現しようと訴えました。