2023年4月20日(木)

両国政府が積み上げてきた土台を大事にして前進を

日中友好議連総会　志位委員長あいさつ

　超党派の国会議員でつくる日中友好議員連盟は１９日、国会内で総会を開き、自民党の二階俊博前幹事長を新会長に選出しました。

　各党代表あいさつで日本共産党の志位和夫委員長（同議連副会長）は、「日中両国間にはさまざまな懸案事項がある」としつつ、「平和と友好の関係に現状を打開していくことを考えた場合、日中両国政府が積み上げてきたいくつかの土台がある」と発言。「２００８年の日中首脳会談での『双方は互いに脅威とならない』との合意、２０１４年の尖閣諸島問題での、『対話と協議』を通じ解決するとの合意、東アジアの平和の枠組みでは日中両国とも東南アジア諸国連合が提唱する『ＡＳＥＡＮインド太平洋構想(ＡＯＩＰ)を支持」―の三つをあげ、「こういう一致点を大事にしながら前に進むよう努力していきたい」と表明しました。

　さらに、「日中友好議連は、今、活躍のしどころではないかと思う。私たちも超党派のとりくみが前進するよう力を尽くしていきたい」と語りました。