2023年4月8日(土)
統一地方選前半戦あす投票 共産党“宝の議席”何としても
大激戦突破へ 支持広げに広げよう
志位委員長、埼玉・千葉遊説
「平和と暮らしを守る『宝の議席』です。最後までご支持の輪を広げに広げ押し上げてください」―９日投票の４１道府県議選・１７政令市議選は、どの選挙区も１票を争う大激戦・大接戦。日本共産党の志位和夫委員長、小池晃書記局長をはじめ党幹部は７日、激戦区に入り、候補者とともに支持を訴えました。党支部・後援会も寸暇を惜しんで対話・支持拡大に奮闘しました。期日前投票はきょう８日までできます。
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志位和夫委員長は７日、埼玉県川越、上尾両市、千葉県の船橋市を駆けめぐり、「１票を争う大激戦・大接戦になっています。あと一押し、二押しが必要です。最後の最後までご支持の輪を広げてください」と呼びかけました。どこでも聴衆の輪が広がり、熱い声援と大きな拍手が湧き起こりました。
埼玉 もりや・秋山両県議候補を応援
埼玉県の西7区(川越市)は定数4を7人で争う大激戦です。川越駅前に駆け付けた志位氏は、もりやひろ子県議候補(現)の必勝を呼びかけ。「四つの議席を暮らしと平和を壊す、自民・公明・維新に独占させるわけにはいきません。もりやさんの『宝の議席』を守り抜かせてください」と訴えました。
同県の南１３区(上尾市・伊奈町)は定数3に4人がしのぎを削る激しいたたかいです。志位氏はＪＲ上尾駅前で、秋山もえ県議候補(現)を押し上げ、「魅力的でパワフルで突破力がある秋山さん。急速に支持を広げていますが当落線上を争う大接戦です。党派を超えて1票をお寄せいただき、必ず押し上げてください」と呼びかけました。
志位氏は、埼玉県では前回選挙で5議席から6議席に躍進した共産党県議団がすばらしい働きをしていると強調。特別支援学校の建設や、医学生の奨学金制度創設・拡充を実現してきた奮闘と実績を語りました。
国保税の値上げなど、大野県政の間違った政策にはキッパリ反対し、間違いをただす働きをしてきたことも紹介。議会の絶対多数を占める自民党が再エネ妨害・原発推進をあおるなか、正面から対決し、逆流を押し返してきたのも共産党県議団だと熱弁しました。
千葉 丸山県議候補必勝を呼びかけ
ＪＲ船橋駅前で志位氏は、丸山慎一県議候補（元）の勝利に向け支持を呼びかけ、「定数７に有力１０候補がしのぎを削る大激戦です。丸山さんは当落線上に猛追の大接戦です。最後までご支持の輪を広げて『宝の議席』を取り戻してください」と訴えました。
千葉県政について語った志位氏は、党県議団の抜群の働きで、深刻な教員不足の解消や第３子以降の学校給食無償化の実現などの前進を勝ち取ってきたと力説。さらに、県が国保料の値上げや五つの巨大道路計画を進めるなか、正面から断固反対を貫いてきたのは共産党だと議席の値打ちを語りました。
岸田政権の大軍拡の是非は統一地方選の大争点です。
志位委員長は、岸田大軍拡の危険な実態を告発したうえで、「この道が暮らしと両立するのか」と問いかけ。５年間で４３兆円の軍事費増のための「軍拡財源確保法案」が６日に衆院本会議で審議入りしたことについて話しました。
志位氏は、同法案の中身は「でたらめなものばかりです」と厳しく批判。復興特別所得税の半分を軍事費に流用する詐欺的な増税や、「防衛力強化資金」を創設し、医療・年金のための積立金を軍事費に流用する仕掛けなどを告発し、「この道を進めば大増税、社会保障の大削減、国家財政の破綻は必至です。『軍拡より生活』に税金をつかえという１票は日本共産党にお寄せください」と訴えました。
「いまやるべきは戦争の準備ではなく平和の準備です」―こう語った志位氏は、提言「日中両国関係の前向きの打開のために」を日中両国政府に提起したことを紹介。「大軍拡にキッパリ反対し、希望ある平和の対案を示し行動しているのが日本共産党です。平和を願う１票をどうか託してください」と訴えると、大きな拍手と歓声が湧き起こりました。
もりや・秋山県議候補が埼玉で訴え
もりやひろ子県議候補（西７区、川越市、定数４）は「くらしをよくしたい。平和を守りたい。その声を、一票を私に託して」と訴えました。
秋山もえ県議候補（南１３区、上尾市・伊奈町、定数３）は「県議選は、埼玉県のこれからを決めるだけではなく『自公政権に軍拡ではなく、くらしにお金を使え』と伝える選挙です。平和をつくっていきましょう」と呼びかけました。
丸山県議候補 千葉で訴え
丸山慎一県議候補は「敵基地攻撃能力で平和はつくれない。平和を願う１票は共産党に託してください」「全国５位の財政力を生かし、いのちと暮らしを守る県政に。船橋市の党議席を必ず勝ち取る」と決意を語りました。