2023年4月6日(木)
いよいよ最終盤 「3票、5票、10票」と広げて勝利を
長野2カ所 志位委員長が訴え
和田・山口・両角県議候補を応援
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大激戦のまま最終盤に突入した統一地方選前半戦―。日本共産党の志位和夫委員長は5日、長野県内2カ所を駆けめぐり、「いよいよ最終盤です。選挙は最後の最後まで頑張り抜いたものが勝利をつかめます。『3票、5票、10票』と広げていただき、大激戦を勝ち抜かせてください」と呼びかけました。
志位氏は、松本市で両角友成県議候補(現職)、長野市では、和田あき子、山口のりひさ両県議候補(ともに現職)の応援に駆け付け、「当落線上を激しく争う大接戦です。あと一押し、二押しです。宝の議席を必ず守り抜かせてください」と熱く訴えました。
志位氏は、日本共産党県議団が県民の運動と結び長野県政を前に動かす働きをしてきたと強調。党県議団と市町村の党議員団の連携・奮闘により、▽「高校3年生まで」の子どもの医療費助成を県内の9割以上の自治体で実現▽学校給食無償化を県内17の町村で実現―などの前進が生まれていると紹介しました。
他方で、医療費助成では一部自己負担(医療機関、薬局)が残り、給食無償化は県の制度にすることが課題だと指摘。共産党以外の「オール与党」による妨害があるとして、「妨害をはねのけ、願いを実現する力を大きくするために、共産党を躍進させてください」と力を込めました。
次に志位氏は、党議員団が国の悪政から県民を守る「防波堤」の働きをしてきたと語りました。
国の「国保の都道府県化」の号令に従い国保料の値上げを進める県政に対し、松本市では党市議団の頑張りで、値上げを抑え、値下げを勝ち取っていると力説。「子どもの『均等割』をゼロにして、国保料を大幅に引き下げましょう」と力を込めました。
志位氏は、統一地方選では「子育て支援三つのゼロ」(子どもの国保料ゼロ、子どもの医療費ゼロ、給食費ゼロ)の実現を訴えていると紹介。長野県の財政でも実現可能だとして、「共産党を伸ばして、子育て支援日本一の長野県にしましょう」と呼びかけました。
岸田政権の大軍拡の是非は統一地方選の大争点です。
志位氏は、岸田大軍拡の危険な実態を告発したうえで、「いまやるべきは戦争の準備ではなく平和の準備です」と強調。「大軍拡にキッパリ反対し、希望ある平和の対案を示し行動する日本共産党の躍進で、『平和の審判』を下しましょう」と訴えました。
和田候補は「学校給食無償化、子ども医療費の完全無料化、子どもの国保無料化の『三つのゼロ』実現へ、力を貸してください」と呼びかけました。
山口候補は「新自由主義により拡大している格差・貧困の土台にある自民党政治に正面から対決し、ただしていく」と語りました。
両角候補は「松本市にも駐屯地があるが、自衛隊基地の強靱(きょうじん)化など『戦争する国』づくりを許してはならない」と訴えました。
松本市では市民団体「サラバ原発」の水谷彰雄世話人が、両角候補を激励。統一地方選後半の市議選に立つ共産党の宗田まゆ美予定候補が決意表明しました。