志位和夫 日本共産党

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2023年4月6日(木)

大軍拡でなく農業危機打開を

長野で志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は5日、長野県で行った遊説で、岸田政権のすすめる大軍拡を厳しく批判。大軍拡が、国民の暮らしをあらゆる面で押しつぶそうとし、日本農業が深刻な存続の危機に直面していると指摘し、「大軍拡でなく農業危機打開に大事な税金を使え」と訴えました。

 志位氏は、今年度予算で、軍事費が異常突出する一方で、社会保障予算、文教予算、中小企業予算、農業予算が軒並み圧迫・削減されていると告発。農業予算は前年度比94億円減だとのべ、飼料・肥料の高騰、米や食肉の販売価格の下落によって農家経営がかつてない苦境にあるもとで、「国民の命を守る」といいながら、命の土台となる農業・食料にこんなに無責任で冷たい政治でいいのかと批判しました。

 その上で、いま緊急に求められている農家経営の危機打開の方策として、(1)飼料・肥料の高騰分を補填(ほてん)する、(2)米と食肉の生産費と販売価格との差額を補填することは、待ったなしの課題だと指摘。「農業はいったん壊されてしまったら取り返しがつきません。軍事費に5年間で43兆円もの税金を使うことを中止し、農業危機打開のための緊急の対策をとるべきです」と強く求めました。