志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2023年3月5日(日)

大軍拡許さない――反戦・平和の党の躍進で審判を

千葉の2カ所 志位委員長が訴え


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(写真)市川・浦安両市議予定候補、さいとう和子衆院千葉5区予定候補(左から5人目)、浅野ふみ子県議予定候補(右から3人目)の必勝を訴える志位和夫委員長(右から5人目)=4日、千葉県市川市

 目前に迫った統一地方選で勝利しようと、日本共産党の志位和夫委員長は4日、千葉県の市川、船橋両市の県議予定候補を応援し、県議選で現有2議席を必ず守り抜き5議席への躍進を勝ち取ろうと呼びかけました。市川駅前では浅野ふみ子県議予定候補、津田沼駅前では丸山慎一県議予定候補(船橋市区)がそれぞれ訴え。多くの聴衆が集まり、各所で熱のある拍手や声援、「共産党コール」が湧き起りました。

 市川駅前では、衆院千葉5区補欠選挙をたたかう、さいとう和子元衆院議員が決意を表明しました。志位氏はさいとう氏が国会で、子どもの医療費の無料化をすすめた自治体へのペナルティーの問題を追及し、やめさせた実績を紹介。「平和と暮らしを壊す政治を変えよう。この願いは党派を超えて、さいとうさんに託してください」と訴えました。

 「岸田政権の大軍拡を許していいのかは、統一地方選の大争点です」と述べた志位氏は「戦争か、平和か」が問われる歴史の岐路のもとで日本共産党が果たしている役割を語りました。

 志位氏は「敵基地攻撃能力の正体とは何か」「何のために持とうとしているのか」「その結果はどうなるか」と問いかけて、自衛隊が米軍と「融合」するように一体化して相手国への攻撃を行う岸田政権の大軍拡の危険性を丁寧に告発しました。

 志位氏は、防衛省が全国約300の自衛隊施設を核兵器などによる攻撃にも耐えられるよう「地下化」する計画を立てていることが明らかになったと指摘。「千葉県では松戸駐屯地、習志野駐屯地、下志津駐屯地、木更津駐屯地、館山航空基地、下総航空基地などの名前が並んでいます。自衛隊は仮に生き残っても住民は大被害を受けます」として、「『日本を守る』どころか日本に戦争を呼び込み国土を焦土と化す。こんな道は力を合わせて止めましょう」と力強く訴えました。

 志位氏は、日本共産党が掲げる「平和の対案」を力説するとともに「日本の政治を救う」共産党の歴史的役割を強調。「歴史で試された反戦・平和の党―日本共産党の躍進で『平和の審判』を下しましょう」と呼びかけました。

 さらに、一部大手メディアなどによる新たな反共キャンペーンに反論し、「『反共は戦争前夜の声』、これは歴史の教訓です。共産党勝利という回答を示しましょう」と訴えると、大きな拍手が起こりました。

 千葉県政について志位氏は、「オール与党」の県議会の中で、日本共産党の県議団はかけがえのない抜群の働きをしていると強調し、三つの値打ちを語りました。

 第1は、住民の暮らしを良くする前向きの変化をつくる働きです。

 志位氏は、党県議団が教員不足の解消を繰り返し求めて奮闘する中で、今年4月から小学校の教員採用合格者が昨年より136人増える前進が生まれたと語りました。

 給食費の問題では、70年以上前から「憲法通りに給食費は無償化を」と一貫して求めてきた共産党の取り組みを語り、「いま無償化の大きな波が起こっています」と強調。千葉県では1月から公立小・中学校で第3子以降の無償化に踏み出し、市川市では中学校は1月から、小学校は4月から無償化が実現したと紹介しました。

 第2は、国の悪い政治の押し付けから県民を守る「防波堤」の働きです。

 志位氏は、千葉県の「オール与党」が「国保の都道府県化」という国の号令に付き従い国保料の値上げを進めてきたと批判。一方で、市川市では党市議団の頑張りと市民の運動で「5年間値上げゼロ」の成果をあげていると力説しました。その上で、子どもの「均等割」はゼロにしようと訴えました。

 第3は、地方自治体のゆがみを大本からただす働きです。

 千葉県は全国5位の財政力がありながら、教育や福祉に予算を回さず、五つの巨大道路計画に熱中しています。志位氏は、建設中の二つの道路―圏央道、北千葉道路だけで2022年度に63億円もの県費がつぎ込まれていると告発。それに対し党県議団が毎年、組み替え予算を提案していると紹介し、「日本共産党を伸ばしてこそ福祉と暮らしを良くすることができます」と訴え、党への支持・支援を呼びかけると、聴衆が大きな拍手で応えました。

丸山・浅野・さいとう氏訴え

 丸山慎一県議予定候補は「暮らしと平和、命がかかった大事な選挙です。全国5位の財政力を生かし、不要不急の大型開発から医療、福祉優先の県政に切り替える。学校給食の完全無料化、国保料・介護保険料大幅引き下げを。船橋市の県議の議席をなんとしても奪還する」と訴えました。

 浅野ふみ子同予定候補は「市川市の県議の議席を必ず取り返す。給付型奨学金を創設し学び応援、高齢者の補聴器購入費補助で聞こえのバリアフリーを。千葉県から平和、暮らし守れの声を。共産党を大きくして勝利しよう」と力を込めました。

 さいとう和子衆院千葉5区補選予定候補は「富国強兵、産めよ増やせよの戦前への逆戻りは誰も求めていない。生きる権利、学ぶ権利が保証される政治を。大軍拡・大増税許さないの声を広げぬき、共産党予定候補の全員勝利を」と呼びかけました。

 船橋、習志野、市川、浦安の各市議予定候補も決意表明しました。