2023年2月14日(火)

モドロウ旧東独元首相　死去

志位委員長が弔電

　旧東ドイツの最後の首相を務めたハンス・モドロウ氏が１０日、死去しました。９５歳でした。同氏は、東独の民主的な体制転換に尽力し、東西ドイツ統一後も左翼の指導的人物の一人として活動しました。日本共産党の志位委員長は１３日、同氏の死去を悼み弔電を送りました。

　モドロウ氏は１９８９年１１月、ベルリンの壁崩壊４日後に首相に選出され、９０年４月まで在職。その間、東独の将来を話し合う円卓会議を開催しました。

　９０年１０月の東西ドイツ統一後は、現在の左翼党の前身である民主的社会主義党の連邦議会議員、欧州議会議員として活動しました。また、同党の名誉議長や左翼党の長老会議議長を長く務めました。

　日本共産党は代表団の訪独やモドロウ氏の訪日の機会に親しく意見交換を行いました。