志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2023年2月14日(火)

JCPサポータ―5周年感謝祭

双方向でこれからも


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(写真)「もっとやります!!JCPサポーター×日本共産党」のコーナーで語り合う(左から)サポーターのゆかさん、小池さん、山添さん

 みんなの「ちょっと」を集めて大きな力に―市民が多彩な活動で日本共産党を応援し、双方向で力を合わせてきたJCPサポーターの誕生から5年。「これまでを振り返り、次のステージをつくろう」という5周年感謝祭が12日、東京都渋谷区のライブハウスでありました。DJが選曲するクラブミュージックを背景にサポーターと国会・地方議員が対話。幅広い国籍や年齢、性別の人が聞き入りました。会場にはこれまでを振り返る写真や“撮り鉄”である山添拓参院議員の鉄道写真を展示し、あちこちで交流の輪が広がりました。

こんなこともできるんだ!?地方議員さんに聞いてみよう

統一地方選での躍進を誓う

 「こんなこともできるんだ!?地方議員さんに聞いてみよう」のコーナーには浦野さとみ中野区議、池川友一都議、吉良よし子参院議員が出演。「朝は何時に起きる?」「休日は?」など日常活動、政策や議席の値打ちなどに関するサポーターの質問に答えました。

 「池川さんといえばツーブロック。校則をやめさせた方法は?」との問いに、池川さんは「『教師がツーブロック禁止の理由を言わない』という中高生の声のおかげ。声を上げれば変えられることを証明できた」と力を込めました。

 吉良さんは国会質問で、学校給食法に基づき自治体の給食費補助を文部科学省に認めさせた経験を紹介。「この答弁を使って地方議員のみなさんが無償化を前進させている」と、国会と地方議会の連携を強調しました。

 「議席が増えると何が変わる?」の質問には「市民の声を届ける質問時間が増え、国への意見書も可決しやすくなる」(浦野さん)、「昨年の参院選結果で委員会に所属する人数や質問時間が減った。議席が増えれば複数のテーマを取り上げられる」(吉良さん)と口々に語られ、統一地方選での躍進を誓いあいました。

ここからはじめる生きやすさのためのジェンダー~日本共産党と変えよう社会~

自民議員の差別発言に憤り

 「ここからはじめる生きやすさのためのジェンダー~日本共産党と変えよう社会~」のコーナーでは、山添さんの司会で作家のアルテイシアさん、吉良さんがトークしました。

 自民党国会議員や官僚から噴出する差別発言。アルテイシアさんは、岸田文雄首相の産休・育休中のリスキリング(学び直し)発言に「子育て中の人はバチギレ(激怒)。育児をしたことがない人の意見」と憤りました。

 山添さんは更迭された荒井勝喜前首相秘書官の性的少数者や同性婚をめぐる発言と対応について「首相自身の大きな問題。大軍拡は慎重にならないのにこういうことは慎重になる」と批判しました。

もっとやります!!JCPサポーター×日本共産党

党外との壁除く活動ともに

 5年間の活動の到達点と、これからどんなことに挑戦していくか。「もっとやります!!JCPサポーター×日本共産党」のコーナーには小池晃書記局長と山添さんが参加。「気軽に党を応援できるしくみを」の声に応え、2018年にサポーター制度が発足した経緯を振り返りました。同年と20年のJCPサポーターまつり(20年はオンライン開催)、サポーターがつくった党事務所訪問や選挙ボランティア募集などの動画を紹介しました。

 フロアから、昨年の参院選で山添さんの選挙ボランティアに参加した体験談や、斬新なポスターやバナーで視覚的にメッセージを伝えてきた工夫などの発言がありました。

 事前のアンケートで松竹伸幸氏の除名問題の説明が求められたことから、小池さんは「党のルールを破って、外から規約と綱領の根本を攻撃したことを認めるわけにいかない」と丁寧に説明。サポーターのゆかさんは「より開かれた組織になってほしいし、説明の言葉を分かりやすくしてほしい。今後もサポーターとして意見を言い、一緒に歩みながら(党外との)壁を取り除いていけたら」と話しました。

ユーチューバー小池晃 「公開!企画会議」

党の姿を伝える多彩な提案

 愛犬の散歩、クッキー作りに挑戦、東京・赤羽ではしご酒…さまざまな企画に挑戦してきた「ユーチューバー小池晃」。「公開!企画会議」のコーナーでは今後どんな企画をやってほしいか、サポーターから寄せられたアイデアやフロアからの意見があふれました。

 「共産党ワード解説」「サポーターありがとう」「歌って踊ってみた」など多様な企画案があがりました。山添さんとの「新旧撮り鉄対決」提案に対し山添さんは「分かりました」と即答しました。

 小池さんは、講演した市民講座の参加者から「『ユーチューバー小池晃』みたいな企画をもっとやった方がいい」と評価されたことを紹介。「うれしいです。今後も楽しく、分かりやすく党の姿を伝えていきたい」と表明しました。

しようよ!未来のはなC

資本主義で終わりではない

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(写真)「しようよ!未来のはなC」のコーナーで語り合う(左から)サポーターの塩田潤さん、志位さん、アルテイシアさん

 日本共産党の目指す理想の社会を深掘りする「しようよ!未来のはなC」のコーナーでは、ゲストとして志位和夫委員長が登場し、「共産主義とは何か?」「ジェンダー平等と共産主義の関係って?」などの率直な質問にズバリと答えました。

 「ジェンダーと共産主義」について志位さんは、人類社会の起源は男女同権の社会があったこと、マルクス・エンゲルスは19世紀の頃から女性解放の大改革の方向を示していたと紹介。

 エンゲルスは『家族・私有財産・国家の起源』で、女性解放のためには社会主義に進むことが必要と考えたが、人類の歴史は資本主義のもとでもジェンダー平等への大きな歩みをしており、「ジェンダー平等は資本主義の枠内でも実現のための最大限の努力が必要だと思います」とのべました。

 そのうえで、「資本主義の下で完全なジェンダー平等社会がつくれるだろうか」と疑問を投げかけました。

 志位さんは、自身がフラワーデモに参加した経験も話しながら、性暴力の根には、不平等な支配―被支配関係(権力関係)があると指摘し、「資本主義の下での搾取―被搾取関係という不平等な関係がなくなることで、性暴力の社会的な根もなくなるのではないか」と語りました。

 最後に志位さんは「資本主義で人類社会は終わりではありません。みんなで社会を変えましょう」と呼びかけました。

 川崎市から参加した女性は「山添さんや志位さんたちのいろいろな話を聞けて楽しかったし、共産党との距離が近くなった。まだ発信が足りないと感じるので、どんどんオープンになってほしい」と笑顔で話しました。