志位和夫 日本共産党

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主な活動

2022年12月4日(日)

「130%の党づくり」の意味を、三つの角度からつかむ

ブロック別全国都道府県委員長会議

志位委員長が発言


 志位和夫委員長は、ブロック別全国都道府県委員長会議の分散会に出席し、午前と午後の討論の中で発言しました。


写真

(写真)発言する志位和夫委員長

 午前の討論では、「130%の党づくり」の目標をめぐり、県委員長から党機関の会議などで「大変な目標だ」とさまざまな意見が出されていることが紹介され、討論の途中、志位委員長が発言。「この問題は、一回討論したら終わりということになりません。くりかえし議論し、実践しながら議論し、本当にみんなの血肉になるまで議論・実践をしていくことが大切です」とのべ、3点について語りました。

 1点目は、11月3日の全国都道府県委員長会議への幹部会報告が、第28回党大会で掲げた党員と「赤旗」読者の「3割増」=「130%の党づくり」の目標の意義づけを大きく発展させたものとなっているということです。

 第28回党大会では「130%の党づくり」の意義として、「野党連合政権と党躍進」の実現のためという意義づけをのべていました。

 幹部会報告では、この意義づけを大きく発展させて、日本の情勢を「夜明け前」から「夜明け」に発展させること=綱領路線の実現のためということを明確にしています。志位氏は、幹部会報告が明らかにしたこの意義づけについて大志とロマンをもって自覚的につかむことの重要性を強調しました。

 2点目は、幹部会報告の「130%の党づくり」という提起が、綱領路線確定後の60年余の党史の科学的な総括と教訓を踏まえたものであるということです。

 志位氏は、「記念講演の準備にとりくむ過程で、綱領路線確定以後の60年余をどう総括するかという大きな問題がでてきました。この問題を一つずつ理詰めで探求してみると、3点にわたる内容が結論として引き出されました」とのべ、(1)60年余の3回の党躍進の教訓と反省点を生かす、(2)日本の情勢を大局的・客観的にみるならば、日本はいま、新しい政治を生み出す「夜明け前」になっている、(3)党躍進こそ「夜明け前」を「夜明け」にする力であり、最大の保障が強く大きな党をつくることにある――と、記念講演の準備を通じて認識が発展し、明確になってきたプロセスを振り返りました。

 そのうえで、幹部会報告での「130%の党づくり」という目標は、60年余りの党史の科学的な総括と教訓を踏まえて提起されたものであり、「たんなる精神論ではなく、綱領路線に立った科学的分析の結果として、じゅんじゅんと冷静に、そして深くつかむことが大切です」と強調しました。

 3点目は、「特別期間」と「130%の党づくり」との関係についてです。志位氏は、「『特別期間』の目標をかけねなしにやりぬく、とりわけ『すべての支部が参加する運動にしていく』ことが、『130%』目標の道を開くことになります」と強調。「この12月に『特別期間』の目標を総達成する、とくに全支部参加の運動にしていくことに成功するならば、『130%の党づくり』の大きな扉が開かれてきます。常任幹部会としてすべての支部・グループのみなさんへの手紙を出した意義もそこにあります。どうか手紙を徹底的に活用し、運動の大飛躍をつくりましょう」と訴えました。

全党の大奮闘でつくった「発展の芽」を確信に12月に大飛躍を

 午後の発言で志位委員長は、「特別期間」の到達点について、「8月以来、全党の大奮闘によって、党員拡大で現勢前進には届いていませんが、月を追うごとに広がりをつくっています。読者拡大でも2カ月連続で前進に転じました。全党のいたるところで『発展の芽』が生まれています。ただ飛躍にいたっていない。全党の奮闘でつくった前向きの変化、『発展の芽』を確信に、12月には必ず飛躍をつくりだし、自ら掲げた目標を総達成しましょう」と呼びかけました。

 志位氏は、これまでの活動の経過について、8月の第6回中央委員会総会で「参院選の結果を科学的に分析し、『二重の大逆流』に立ち向かったことの意義をつかみ、今度は押し返しきるところまでやろうと意思統一して前を向いて歩き始めました」と強調。さらに「9月には党創立100周年記念講演会を開き、11月の全国都道府県委員長会議で幹部会報告を行いました」と振り返りました。「党としては悔しい、苦しいところから『特別期間』は始まっています。そういう出発点から、全党のみなさんの大奮闘でここまで持ってくることができた」と語りました。

 その上で志位氏は、12月の飛躍をどうつくるかについて、「すべての支部・グループに率直に呼びかけ、全支部運動にしていくという大道をやりぬきたい」と強調。「支部、中央、党機関、双方向の運動として発展させ、必ず目標をやりぬきましょう」と訴えました。