志位和夫 日本共産党

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主な活動

2022年10月26日(水)

困難打開の最大のカギは新しい党員を増やすこと

志位委員長が各地区委員長と懇談

福井


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(写真)懇談する志位和夫委員長(中央)と南秀一県委員長(その左)、3地区委員長=23日、福井市内

 志位和夫委員長は23日、福井市での演説会を前に北越、南越、嶺南の各地区委員長と懇談し、党勢拡大への課題、教訓などを率直に語り合いました。南秀一県委員長が同席しました。

 藤岡繁樹(北越)、小柳茂臣(南越)、上原修一(嶺南)の各地区委員長に志位氏は「せっかくの機会ですので、党創立100周年記念講演の受け止めや『特別期間』の取り組みの苦労、中央委員会への要望をなんなりとお聞かせください」と語り、忌憚(きたん)ない発言を呼びかけました。

 藤岡氏は、記念講演の視聴者からは「科学的先見性、不屈性を持つ共産党を大きくしないといけない」という感想が多くあると報告。一方、記念講演の内容を身につけるには「討議をしないと力にならないと思います」と藤岡氏は話しました。

 志位氏は、記念講演には「100年の党を支えてきた先人たちに敬意を持ち、未来に伝えたいという思いで準備しました」と発言。「1回読んで分からないところは、ぜひより深い学習に進んでいただければと思います。どうか記念講演を党活動前進の政治的なエネルギーにしてください」と述べました。

 各地区からは、支部会議が定着しないという共通の悩みが語られました。「職場支部の会議の定例化が厳しい。医療職場はコロナで忙しい問題もある」(藤岡氏)、「高齢化が進み、毎週開催が難しい」(上原氏)などの課題が出ました。

 こうしたなかで、小柳氏は今春、ウクライナ問題に危機感を覚えた夫妻を党に迎えた南越地区の支部で「週1回の会議を定例化し、支部員全員が拡大に踏み出すなどの変化が生まれた」と報告しました。

志位委員長の発言から

 こうした議論を踏まえて、志位氏は、次のように発言しました。

 志位 今の党の現状にはいろいろな困難があります。支部会議がなかなか開かれない。高齢化が進んで力が出ないなど、いろいろな困難がありますが、これをどう打開するか。いま小柳地区委員長の発言にあったように、支部が2人の新しい同志を迎えたことがきっかけになって、楽しく元気の出る支部会議になったという経験はとても大切だと思います。いろいろな困難を打開していく一番のカギとなるのは、新しい同志を迎えることにあることは、この経験からも明らかではないでしょうか。対象者を狭くしないで、支持者、後援会員、読者など思い切って広い方々に働きかけて入党運動を大いに発展させる。そこから困難打開の道が見えてくるのではないでしょうか。


 志位氏は、1960年代の共産党の「第1の躍進」の特徴を「党員倍加運動を、目標と期限を決めて取り組んだ。これをやり遂げて、選挙で勝つべくして勝つ力が生まれた」と強調。「目標と期限を横に置いては、党勢拡大はいつまでたっても前進しません。中央も頑張りますので、福井県党も党員拡大、読者拡大の目標をやり抜いてください」と訴えました。

 南県委員長と各地区委員長は、県議選での、さとう正雄候補の再選など統一地方選の勝利を果たすため、党勢拡大を「頑張ります」と固く決意しました。

 同日の演説会後、参加者らに働きかけて、3人が入党。ひきつづき行動を広げています。