志位和夫 日本共産党

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主な活動

2022年10月15日(土)

志位委員長、ベトナム共産党のタン政治局員と会談

理論交流の発展を確認


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(写真)日本共産党とベトナム共産党の理論交流会談2日目。志位和夫委員長(左から4人目)、グエン・スアン・タン団長(その右)=14日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は14日、党本部で、第10回理論交流会談に参加したベトナム共産党代表団の団長、グエン・スアン・タン政治局員・中央理論評議会議長と会談しました。

 志位氏は、ベトナム代表団の訪日を歓迎し、前日の理論交流会談について、「双方の率直で真剣な意見交換によって大きく成功したことを喜んでいる」と述べました。

 タン氏も、「新たな発見があり、熱心な討論で時間のたつのを忘れた。日本共産党の皆さんが党の綱領を理論的に発展させ活動していることがよく分かった」と述べました。新宿で学生党員と懇談したことにも触れ、「頼もしかった。日本共産党は次の時代を準備していると感じた」と感想を語りました。また、ベトナム国内の取り組みについて、社会主義志向の市場経済や民主主義の発展で、国民を中心・原動力にしているとあらためて強調し、最近の貧困削減と経済回復について紹介しました。

 志位氏は、ベトナムがドイモイ(刷新)の事業をすすめるうえで、「人間中心」を強調していることに注目しているとのべ、両党が共通の理論的源流とするマルクスが、社会主義の重要な特質として「生産者が主人公」を繰り返し強調したことを指摘。「生産手段の社会化にはさまざまな形態があると思うが、どんな形態でも『生産者が主人公』を貫くことが重要だと思う。民主主義の問題でも、ベトナムが国際的規範に照らして先進的な実践をすれば、社会主義への諸国民の信頼が広がる。そうした方向に進むことを願ってやまない」と述べました。

 両氏は、10回に及ぶ日本とベトナムの両共産党の理論交流が大きな成果をあげてきたこと、この取り組みをさらに発展させていくことで一致しました。次の第11回の理論交流会談をベトナムで開くことを確認しました。

 国際問題での両党間の協力について志位氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)と協力して東アジアに平和と協力の枠組みをつくっていく課題、核兵器廃絶の課題などで協力を発展させたいと述べました。タン氏も、地域と世界の平和の問題は両党の共通の関心であり、国際担当同士でも緊密に連絡をとり合おうと応じ、両者は協力を確認しました。

 会談には、緒方靖夫副委員長と、田中悠書記局次長を団長とする理論交流会談の日本共産党の代表団員とベトナム共産党の代表団員が同席しました。(関連記事)