志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2022年10月7日(金)

志位委員長の代表質問を聞いて


 6日、衆院本会議で代表質問に立った日本共産党の志位和夫委員長は、岸田文雄首相が強行した「国葬」や政府・自民党と統一協会との癒着を問いただし、物価高騰から暮らしと経営を守る緊急提案を行いました。質問を聞いた人の受け止めは―。

思い代弁してくれた

中小企業の支援ぜひ


東京の工務店事業主

佐藤 豊さん(60)

 私は、東京都内で工務店を経営する事業主です。日本共産党の志位和夫委員長の衆院代表質問を聞き、日本共産党の今後の国会論戦に期待を寄せます。

 中小企業への支援策はぜひ実現していただきたい。

 従業員と2人ですが、法人ということで、厚生年金も企業の大小にかかわらずかけなくてはなりません。新型コロナウイルス感染症で、2020年には予定していた工事も延期・中止と経営が立ち行かなくなった時もありました。持続化給付金・雇用調整助成金・事業復活支援金等ありとあらゆる給付金等でかろうじて経営をつなぎとめていますが、昨年からの資材高騰で見積金額が跳ね上がり、契約に至らなかった工事がいくつもあります。

 仲間のところでは公共工事設計労務単価が毎年上がっているにもかかわらず、公共工事の下請けで工事に入っても、設定されている単価には程遠いと言っています。大手ゼネコンの現場に入っている仲間も、元請け企業はコロナ禍でも利益を上げているのに末端で働く建設労働者の賃金は依然として低くなっているとも言っています。

 中小建設業者は、雇用している従業員の賃金を上げたくても上げられないのが現状です。内部にため込んでいるもうけを少しでも中小経営で苦しむ企業に回してもらえればどんなに助かることでしょう。

医療負担増中止こそ


神奈川県社会保障推進協議会 事務局長

根本 隆さん

 志位和夫委員長が、私たちが打ち込んできた医療を守る活動に対する思いや気持ちを代弁してくれたと感じました。岸田政権が強行した75歳以上の医療費窓口負担2倍化は、本当に血も涙もない政策ですね。

 岸田首相は現役世代の負担を軽減するためとしていましたが、これはどこか世代間の対立をあおっているかのようにも感じました。医療費の負担を抑える「配慮措置」についても岸田首相は述べました。しかしその中身は、払い戻しのための口座登録を強いており、マイナンバーカードを無理やり持たせることも狙っているのではないかと思われます。手放しで受け入れられるものではありません。

 現在、岸田政権の下で医療現場や保健所の現場がないがしろにされています。志位委員長が、医療費負担増政策を中止して軽減へとかじをきるべきだと、医療体制の強化と充実を第一に強調してくれたことが、とても心強かったです。

統一協会問題解明を


信者の家庭で育った「祝福2世」

佐藤 雄平さん(27)=仮名=

 私の両親は統一協会に入って結婚し、幼いころは礼拝や韓国での集会にも連れて行かれました。協会側と距離を置いた父親の考えで私は入信しませんでしたが、母親は老後の生活資金がなくなるほど多額の献金をしてしまいました。

 代表質問で志位さんは、統一協会の反社会的な実態を示して岸田首相の認識を問いました。宗教法人として税制の優遇措置を受けるのは許しがたいことで、解散命令の請求も妥当だと思います。

 統一協会の政治組織である国際勝共連合と自民党の歴史的な癒着関係に切り込む姿勢も印象に残りました。文化庁が統一協会の名称変更を認めた背景に政治的圧力があったのではないか、との志位さんの指摘に対して岸田首相は調査しない姿勢を示しました。統一協会をめぐる問題の全容を解明すべきです。

 岸田首相は自民党総裁でもあるのに、統一協会と深いつながりがあった安倍晋三元首相のことを調査せず、協会側との関係は「各議員が説明する必要がある」と述べたことも無責任だと感じました。