2022年9月12日(月)

デニー知事　勝利必ず

沖縄知事選・地方選　きょう投票

（写真）デニー知事（右）とカイザ県議候補（左）の必勝を訴える志位委員長

　任期満了に伴う沖縄県知事選と県議補選、宜野湾市長選、初めて知事選と同時となった沖縄統一地方選は１１日、投票日を迎えました。いずれも沖縄と日本の未来を左右するたたかいです。選挙戦最終日の１０日、知事選で再選を目指す「オール沖縄」の玉城デニー知事と県議補選の上原カイザ候補、宜野湾市長選のナカニシ春雅候補、日本共産党や「オール沖縄」の地方選候補は、最後まで支持を訴え抜きました。

志位委員長訴え　野党党首勢ぞろい

（写真）国政野党代表が参加し、必勝のためにがんばろうと唱和。左から５人目は共産・志位委員長、（ 右へ）社民、福島党首・社大・高良委員長、立民・泉代表ら＝10日、那覇市

　那覇市では、デニー知事とカイザ候補の必勝へ「ラストスパート集会」が開かれ、日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の泉健太代表、社民党の福島瑞穂党首、れいわ新選組の山本太郎代表、沖縄社会大衆党の高良鉄美委員長がそろって勝利を訴えました。

　志位氏は、デニー知事が翁長雄志前知事の遺志を引き継ぎ、どんな困難なもとでも「辺野古に新基地を絶対に造らせない」「普天間基地の危険性除去と閉鎖・撤去」の大義の旗をぶれずに掲げてきたと強調。「大義の旗のもと、オール沖縄、県民が団結する大黒柱として頑張ってきたのがデニー知事。必要なのは団結の要になるデニーさんのようなリーダーだ」と訴えました。

　自公政権丸抱えの相手候補が「辺野古移設が唯一の解決策」として新基地建設の加速を公言していることについて志位氏は、(1)新基地を断じて認めない崩れない民意(2)超軟弱地盤での建設は技術的にも不可能―の２点を挙げ、「辺野古移設」が実現不可能で普天間基地問題の解決にはならないと指摘。解決策は、新基地建設を断念し、普天間基地は即時閉鎖・撤去させる＝沖縄「建白書」の精神で全県民が島ぐるみで団結することにあるとし、「その願いをデニーさんに託して日米両政府につきつけよう」と力を込めました。

　暮らしの問題で志位氏は、子ども医療費の中学校卒業まで無料化などの確かな実績をあげてきたデニー知事こそ次の公約も実現できると強調。消費税を１０％へ大増税し県民の暮らしを壊してきた自公政権丸抱えの候補に「暮らしを良くする力がないことは明らかだ」と述べ、「反社会的カルト集団・統一協会と首までズブズブの人物に県知事になる資格はない」と断じ、「日本と沖縄の民主主義のため絶対に負けられない」と訴えました。

　デニー知事は「誰一人取り残すことのない沖縄らしい社会を実現し、誰もが笑顔で過ごせる沖縄を絶対につくっていく」と強調し、「辺野古新基地は絶対にいつまでかかっても完成できない。きっぱりあきらめてもらう。絶対にぶれません。どうか再び県知事としての役割を担わせてほしい」と呼びかけました。